健康的なファストフードがアメリカを変える?

健康的なファストフードがアメリカを変える?

アメリカの食生活を象徴するものといえば、ハンバーガーとフライドポテト。ファストフードのハンバーガーは、アメリカ文化とも言えるほど人々の生活に密着している。しかし、ファストフードを常食すれば肥満や成人病の原因になるのは周知の事実。そこで「健康的に楽しめる美味しいファストフード」の展開を目指す企業を紹介しよう。


 アリゾナ州で現在6店舗を展開している「Salad and Go」というフードチェーンが、不健康で体によくないイメージを持つファストフード業界に革命を起こすかもしれないと噂されている。2017年末までにアリゾナ州内にあと7店舗をオープン予定の同社は、向こう2年間でアメリカ全州でのビジネス展開を計画中だ。

 同社は現在、テイクアウト専門のビジネスを展開している。一皿5.74ドルで販売されている同店のサラダは野菜だけが基本。それでは物足りない人のために、サラダではなくラップ・サンドイッチに出来るオプションや、追加料金を2ドル程度払えばチキン、ステーキ、エビなどを足せるようになっている。メニューはシンプルで、サラダのほかには、野菜やフルーツがたっぷり入ったスムージー各種と、数種の朝食メニューのみ。

 料金が他のファストフードよりも比較的安くできる理由は、イート・インができるスペースを設けず、ドライブスルーだけに絞って展開しているため。「アメリカの食生活を変える!」をミッションに掲げる同社は、「健康なものは値段が高い」ことに対抗できる手頃で美味しい野菜中心のファストフード文化をアメリカ全域に広め、成人病大国のアメリカを救いたいと意気込んでいる。

 アメリカには不健康な食生活をする人も多い一方で、健康意識が高く、ストイックに健康食を求める人も大勢いる。ベジタリアンやビーガンはもちろんのこと、グルテンフリーや、フルーツだけを食べる人などの数は年々増えており、オーガニック食材にこだわり、遺伝子組み換えをされていない食材だけを選ぶ人も少なくない。後者の健康志向客層は現状ではファストフードには行かない人がほとんどだと考えられるため、価格帯を抑えたヘルシーフードを提供し、この層をそっくり顧客に取り込むことが期待できる同チェーンが全国展開すれば、巨大産業のマクドナルドやバーガーキングの競合になる可能性がないとはいえないかも知れない。「Salad and Go」がファストフード業界の風雲児になるか、こうご期待!

HP http://saladandgo.com/

この記事の寄稿者

関連するキーワード


アリゾナ州

関連する投稿



バナナ・スプリットの哀愁

バナナ・スプリットの哀愁




全米初! シアトルでレストランの安全基準評価に絵文字を採用

全米初! シアトルでレストランの安全基準評価に絵文字を採用

元記事『Seattle Brings Emoji-Based Food Safety Ratings to America』:https://goo.gl/UtVN5Y






アクセスランキング


>>総合人気ランキング

企画

保守派とリベラル派、2つの視点でニュースを読む。