孤独な人に朗報?「友達レンタル・サービス」

孤独な人に朗報?「友達レンタル・サービス」

友達がうまく作れない人、友達はいても特定の趣味を一緒に楽しめる相手がない人、ガールフレンドはいないのに親に紹介すると言ってしまった人……。そんな人たちにとって便利なサービスを紹介しよう。


 2009年、ニュージャージー州に住むスコット・ローゼンバームは、日本のことが書かれた「ある記事」に目を止めた。それは衝撃的な内容だった。そこには、「日本では結婚式など家族が集まる席に身内の数が足りない際、レンタルで人材を補充する」と書かれていたからだ。それまで彼は、「人」をレンタルするなんて考えたこともなかったが、その瞬間にピンときたという。彼はすぐさまビジネスを立ち上げた。それがRentAFriend.comというオンライン・サービスだ。ビジネスは急速に拡大を続け、2017年現在、世界最大の人材(友達)レンタル・サービスに成長した。

 このサイトが提供するモノは「友達」だ。ニーズに合わせて友達を探すことができ、メンバーになれば、その友達候補に直接連絡ができる。会員費は24.95ドル。友達への報酬は1時間あたり10ドルが基本で、直接本人たちがやり取りして最終値を決めるルールになっている(同社はオンライン上で合意に至った友達同士の約束には基本的に関与しない)。

 ここまで読むと、これはデートやエスコート・サービスかと勘違いしそうだが、このサイトの目的はあくまで「人材レンタル」。レンタルがきっかけとなって本当の友達になる人もいるだろうが、基本的には時給を支払って交流する一時的な人材の提供が目的だ。ホームページにも「出会いサービスやエスコートを目的とするものではない」と繰り返して断り書きがされており、これに違反するとサービスの利用を継続できなくなる。

 サイトではパーティー参加者の人数合わせのための「友達」、家族の特別なイベントに招待するための「友達」、旅行に行く「友達」、ハイキングに行く「友達」、同じ宗教の「友達」など、レンタルしたい友達がカテゴリー別に表示され、検索できるようになっている。現在のメンバー数は62万人を超えており、世界中にユーザーがいるそうだ。

「RentAFriend.com」: http://rentafriend.com/

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