投資銀行のトレーディング・ルームにAI(人工知能)ロボット参入

投資銀行のトレーディング・ルームにAI(人工知能)ロボット参入

引用元『Robots enter investment banks’ trading floors』:https://www.ft.com/content/da7e3ec2-6246-11e7-8814-0ac7eb84e5f1


 投資銀行や証券会社にて 株や債券、外国為替などを売買する花形部署、トレーディング・ルーム。世界的な金融大手スイスのUBSは、トレーディング・ルームで働くプロフェッショナルに加えて、新たに人工知能ロボットを投入した。

 これまでも多くの大手銀行で、バックオフィスと総称されるトレーディング・ルームの事務的業務などを行う部署での自動化は進んでおり、フロントオフィス(トレーディング・ルーム)にもJP Morgan Chaseなど、すでに一部で人工知能ロボットが使われているが、今回UBSがトレーディング・ルームに導入した人工知能ロボットは業界初、「適正戦略(adaptive strategy)」ができるという。

 同社のロボットは二つのことができる。ひとつは、売買後にEメールをスキャンして割り当て金のリクエストなどを行なうことで、これはデロイト(Deloitte)社が作ったシステムだ。この作業はプロフェッショナルな人間がひとりで行うと約45分かかるが、ロボットなら約2分で出来るため、そこで生まれた新たな時間で顧客に電話をしたり、複雑な仕事に集中することで生産性が高まるという。

 二つ目の技術は、ロボットが市場から情報を学び、顧客に得になるトレーディングの揮発性を分析する新メソッド「適正戦略」を提供するというもの。すでに数カ月間、広告を打っており、顧客の反応は上々だという。UBS がこの新システムの開発を依頼したのは、ニューヨークにあるTradelegs LLCというトレーディング分析に特化するフィンテック(金融分野のIT技術を駆使して提供されるサービスの総称)のプライベート企業。UBSは数カ月以内にこのサービスを開始すると言っている。

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