二つの研究結果が示す、コーヒーをたくさん飲む方が長寿に?

二つの研究結果が示す、コーヒーをたくさん飲む方が長寿に?

元記事Drinking more coffee leads to a longer life, two studies say』:https://goo.gl/Y6opnP


 健康面であまり良い話をきかないコーヒーだが、コーヒー愛飲家が喜ぶ大きな二つの研究結果が、米国内科学会が発行する医学学術誌『アナルズ・オブ・インターナル・メディシン』に掲載された。

 ひとつはヨーロッパ10カ国、52万人を対象に行われたコーヒーと死亡率の調査で、コーヒーを1日3杯以上飲んでいる人は、飲まない人よりも死亡率が低いという結果が出たというもの。
 もうひとつは人種とコーヒーの関係にフォーカスした研究で、黒人、アメリカ原住民、ハワイアン、日系人、ラテン系、白人の18万5千人を対象に調査したところ、コーヒーを1日2杯〜4杯飲む人の方が、飲まない人よりも18%も死亡率が低いという結果が出たという。研究者たちは、人種により生活環境やスタイル、食べ物などが異なるため、それだけ異なる人たちの中でコーヒーに関しては同じパターンが見られたことは大変興味深いと話している。

 心臓病、がん、呼吸器官系の病気、糖尿病、腎臓病などに関係すると考えられるコーヒーは、さまざまな複合物から成るが、パーキンソン病などのリスクを減らす神経を保護する特性や抗炎性などの特性も含んでいるという研究結果も発表されている(具体的に何という物質がそれに当たるかは、まだ判明していない)。

 しかし、この研究結果の数字に対して懸念を表明している学者もいる。
 コーヒーを飲まないようにしている人たちは、すでに健康に何らかの問題があってコーヒーを辞めている場合もある。そうなると、コーヒー愛好家の比較対象が病気がちな人たちとなるため、この研究数値は意味をなさない可能性もある。そんな中、ハーバードT.H.チャン・パブリックヘルス校のアルベルト・アシェリオ教授のように、「コーヒーを1日数杯飲む人は、これからも楽しんでその生活を続ければいいし、そうでない人はお茶や水を飲み続ければいい」と、おおらかなコメントをする学者もいるので、何事もほどほどであれば健康を害すことはなさそうだ。

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