アメリカでは、ソイミルク(豆乳)はミルクじゃない!? じゃあ、何なんだ?

アメリカでは、ソイミルク(豆乳)はミルクじゃない!? じゃあ、何なんだ?

元記事『Federal agencies join the debate: Just what exactly is ‘soy milk’?』:https://goo.gl/9evFz1


 ソイミルク(豆乳)は、アメリカのスーパーマーケットでは、どこでも取り扱っている商品で、特に昨今の健康ブームで売り上げが伸びている。ところが、牛乳を販売する全米生乳生産者連盟(NMPF)は米国食品医薬品局(FDA)に対して、「大豆から作られたものをミルクと呼ぶのは間違っている」として、牛乳以外の製品に対するミルクという表現を規制するよう訴えているという。

  「ソイミルク」という単語の使用が問題になったのは今回が初めてではなく、その歴史は少なくとも1997年に大豆製品生産グループがFDAに「ソイミルク」の使用を請願したことにさかのぼる。同グループは、この時、FDAはすでに「ソイミルク」という言葉を使用していると指摘している。

 最近では、米国農務省(USDA)が、2011年に制作した消費者の栄養教育資料の中で一般に使われていることから、「ソイミルク」という言葉を用いようとしたところ、社会保険福祉省(DHHS)の栄養アドバイザーからFDAに忠告が送られ、FDAからUSDAに対して「牛から生産されていないものをミルクと呼んではいけない」と、待ったがかかった。USDAは結局、「ソイミルク(大豆飲料)」と表記して折り合いを付けたが、その後も「カルシウム強化ソイミルク(大豆飲料)」などの表現が使用され、ミルクという単語は使われ続けている。

 連邦政府機関の意見とは異なり、アメリカの辞書を代表する『メリアムーウェブスター辞典』においては、「ミルク」は牛から分泌される液体とは限定しておらず、「種や果実などから採られたものや、牛乳に類似して使われるもの」と記載されている。

 たかが「ミルク」されど「ミルク」。全機関が納得する解決方法は、当分見つかりそうもない。

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