とうとう人間の遺伝子改変が可能に。デザイナー・ベイビーも間近?

とうとう人間の遺伝子改変が可能に。デザイナー・ベイビーも間近?

元記事『CRISPR’d human embryos doesn’t mean designer babies are around the corner』:https://goo.gl/oGZcmK


 『MITテクノロジー・リビュー』誌が先月27日に発表した、アメリカの科学者が初めて遺伝子を改変する技術CRISPR(クリスパー)を使って人間の胎芽を遺伝子改変したというニュースが、世界を驚かせたばかり。しかし、これによってデザイナー・ベイビーがすぐに作れるという訳ではない。理論的に作れることが分かっても、人間の遺伝子改変には当然ながら倫理の問題がある。現状、科学界のほとんどは生殖系の遺伝子改変に反対している。

 今回、人間の胎芽の遺伝子を改変したオレゴン・ヘルス&サイエンス大学の自然科学者、シュウクラット・ミタリポブ氏も、それを人間の赤ちゃんへ成長させる意思はまったくないと話している。2015年に中国人研究者たちが胎芽にこれと似た行為をした際には、世界中の科学界の関係者が猛烈に反対し、人間の胎芽におけるCRISPR使用の国際禁止令にまで発展した経緯もある。

 米国の高官たちはCRISPRという技術は簡単に取り扱えるため、バイオ武器として使用される可能性も高く、国の安全に対する驚異になると考えている。また、批評家たちは富裕層がこの技術を使用してデザイナー・ベイビーを作り、理想の子供を手にいれたとしたら、社会の均衡がさらに保てなくなることを懸念している。その一方で、この技術によって致死にいたる病気になることを防ぐことができるため、悪いことではないと考える科学者たちもいる。

 そんな中、ビジネスマンたちの興味は、「誰がこの巨額な価値がつくCRISPR技術の特許を取るのか?」に集中している。現在、この技術の特許は、ブロード・インスティチュート・オブ・マサチューセッツ工科大学&ハーバード大学(the Broad Institute of MIT and Harvard)という研究機関が所有している。しかし先週、カリフォルニア州のバークリー大学が最初にCRISPRの特許を広範囲において提出したのはバークリー大学だとして裁判所に控訴したばかり。この判決が出るのは秋の予定だ。

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