トランプ大統領、自身の次期大統領選運動から既に60万ドルの収入

トランプ大統領、自身の次期大統領選運動から既に60万ドルの収入


 トランプ大統領が自身の所有するゴルフ場やホテルを大統領として利用し、個人的な利益を得ていることは、これまでにも頻繁にメディアを賑わせて来た。

 トランプ陣営はすでに2020年の大統領選キャンペーンを始めており、その出費の内訳が連邦選挙委員会によって発表されている。それによると6月の時点で、キャンペーンからトランプと名のつくビジネスだけでも60万ドルが支払われている。内訳はトランプタワーに家賃として約40万ドル、トランプ・コーポレーションに「法的コンサルティング費」として9万ドル、トランプ・インターナショナル・ゴルフクラブへ6万ドル、ワシントンD.C.のトランプ・インターナショナル・ホテルへ15,000ドル、トランプブランドの水ボトルに1,700ドルなど。トランプ陣営はこれまでにすでに1,000万ドルを使っているが、ブランド名のついていないトランプ大統領に関連するビジネスにいくら支払われているかは不明だ。

 選挙キャンペーンにかかる出費がそのままトランプ大統領個人の懐に入って行く構造に、RedとBlueはどう反応するのか?

出典『Wired』誌
元記事:Trump’s 2020 Campaign Has Already Paid Out $600,000-To Trump
RED: 真相は60万ドルが合法的に使われたということ
“The real story is: Donald Trump’s 2020 campaign legally spends $600K”

 事実その1:トランプの選挙運動は合法的にトランプの会社が合法的に所有する施設に対し、60万ドルを借用料として払った。

 事実その2:フォーブス誌によると2017年の時点でドナルド・トランプは35億ドルの財産を所有すると見積もられている。つまるところ、60万ドルは、30億以上の財産を持つ者にとっては取るに足らない金額だということだ。『Wired』誌はトランプが数ドルを稼ぐためにホワイトハウスにいるとでも言いたいのだろうか? まったくもって非常識だ。ドナルド・トランプが選挙運動に自身の所有する施設を使うのは、単にその会場をよく知っているから、もしくは自分がその施設の警備を個人的に監督できるからだ。この記事はジャーナリズムではない。『Wired』誌は、トランプ大統領を辱めたかったのにすぎない。


BLUE:トランプは就任以来、何ひとつ偉大にしていない
“Trump Is Making Doing Nothing Great Again”

 トランプは大統領に就任して以来、7月3日の時点でゴルフに35日も行っている。さらに、少なくとも4回の選挙集会を行い、その他の多くの集会の場で選挙キャンペーンと同じように振舞っている。つい最近もボーイスカウトの集会でスピーチを行った際に、全米各地からやってきた少年たちを前にして、彼らを励ます言葉を贈る代わりに、まるで民主党を打ち負かすことに熱心な共和党の有権者たちを前にしているかのような政治的演説を行った。

 トランプが就任してわずか7カ月だが、彼は1月にホワイトハウスに足を踏み入れた当日から2020年の再選に向けて選挙キャンペーンを始めている。しかし、その間、自分が約束した選挙公約のどれひとつとして果たしてはいない。おそらく彼は昨年の選挙運動中に自ら国民に言ったように、本当に頭のいいビジネスマンなのだろう。彼は、自分の再選は素晴らしいことだと言いつつ、仕事は何もせず、その間に60万ドル(大統領の給料の1.5倍)を稼いでみせている。

記事トピックスは、過去のメジャーな事件やニュースも含みます。

寄稿者

ジム・スミス(Jim Smith)農場経営者  
 1965年生まれ。アラバマの伝統的な保守派の両親のもとで生まれ育った影響から、自身も根っからの保守支持に。高校卒業後、アメリカ陸軍に入隊。特殊部隊に所属し8年軍に従事するも、怪我が原因で除隊。その後テキサス州オースティンの大学で農経営学を学び、現在は同州アマリロ近郊で牧畜を中心とする多角的な農場を営んでいる。地元の消防団に所属し、ボランティアの消防隊員としても活動するなど、社会奉仕活動多数。妻と子供3人の家族5人暮らし。

ポール・クラーク(Paul Clark)データ分析コンサルタント
 1972年、オレゴン州のリベラルな街に生まれ、両親も親戚も学友も周囲は皆リベラルという環境で育つ。カリフォルニアのベイエリアにある大学へ進学し、英文学とコンピューターサイエンスを専攻。卒業後はベイエリアの複数の企業に勤務し、各種のデータ分析業務に従事。現在は家族と共にオレゴン州に在住。趣味はサッカーとクラフト・ビール造り。

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