LinkedInがアメリカで重要視される理由

LinkedInがアメリカで重要視される理由


 世界最大級のビジネス特化型ソーシャル・ネットワーク、「LinkedIn(リンクトイン)」は、毎秒2名が新規に登録し、現在世界200カ国以上で約5億人が会員登録をしている。アメリカにおけるLinkedInは、ビジネスをする相手について学ぶための最適なサイトとして、グーグル検索よりも上位にランクされている。

 もし、あなたが欧米人と仕事をすることになった場合(たとえそれが日本国内であったとしても)、あなたの商談相手は、まずあなたのことをオンラインで検索するだろう。通常、初めての打ち合わせに出向く前に、少しでも相手の情報を知るためにLinkedInで商談相手を検索する。もちろん、皆それと同じことを自分もされていると認識している。認識するも何も、たいていの商談前にはLinkedInのプロフィール・ページの右端にある「あなたのプロフィールは〇〇会社のXXXXさんなど下記の10人が見たばかりです」というメッセージが表示されるので状況は自ずとわかる。

 また、アメリカでは多くの企業がFullContactなどのツールを採用しており、Eメールが届くと差出人の簡易プロフィールがメッセージの横に表示されるが、そのプロフィールはLinkedInやツイッターと連動している。つまり、オンライン・プロフィールがない人はEメールの差出人プロフィール欄が空になり、プロジェクト関係者かどうか区別がつきにくくなる。概して欧米では、オンライン・プロフィールがない人は商談相手に良い印象を与える機会を失いやすいと言えるだろう。

人数よりも質(Quality Over Quantity)

 オンライン・プロフィールを作る際、一刻も早く自分のコネクションを広げようとして、スピード感を求めたくなるかも知れない。LinkedInに登録すると、同サイトはすぐユーザーに「携帯電話やメールアドレスの連絡先をシェアーすれば、全員一斉に招待を送れますよ」と親切に教えてくれるが、そのオファーには飛びつかない方が無難だ。

 もちろん、多くの登録者たちの中には、コネクションは「500+(500人以上)」という表示が出る人たちがいる。その「500人以上の人たち」が皆ビジネスに関係する人たちならば、それは素晴らしいことだ。しかし、コネクションの数を多く表示するために、たとえば中学や高校の同級生を加えるのは止めるべきである。自分のビジネス関係者とオンライン・コネクションを築く際には、本当にそれが「自分のビジネスにとって大事なコネクションなのか」をよく考えてから申請、受諾しよう。

コネクトする相手を選ぶのはアリ(It's OK to Be Selective)

 アメリカでLinkedInを使うビジネス・パーソンたちは、あなたが何人のコネクションを持っているのかではなく、あなたが「誰と繋がっているか」を重要視する。ここが、友達の数が多い方が社会的にポピュラーだと思われる交友サイトのフェイスブックとは大きく異なる点だ。LinkedInを使用する人たちは、あなたが「誰を知っているのか」に興味があるのだ。

 ビジネス・シーンでの会議室を思い浮かべてみよう。あなたのLinkedInプロフィールを事前に見て会議にやってきた新規の商談相手が、たとえば「ところで、あなたもXXさんをご存知のようですが、何のお仕事でご一緒されたのですか?」と笑顔で聞いてきた場合、あなたは何と答えるだろう? まさか、「実はまったく知らない人なのですが、申請を出したら承認されたんです」などとは言えないはずだ。それ故、LinkedInでコネクションを繋げる際は、そういう先の可能性まできちんと考えるべきである。「いつか誰かから、その人との関係性を質問される」と考えれば、コネクションを申請または受領する判断基準は相当シンプルになる。

オンラインでの評判(Your Professional Reputation Online)

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