アマゾン株が2,000ドルになる日も近いと資産アナリストが予測

アマゾン株が2,000ドルになる日も近いと資産アナリストが予測


 アマゾン・ドット・コム社(以下、アマゾン)が、全米に数百店舗を展開する高級スーパーチェーン「ホールフーズ・マーケット」を137億ドルで買収すると発表したニュースは全米を驚かせた。米政府は、この買収が独占禁止法に抵触しないか、連邦取引委員会に調査を依頼中だが、トップ資産アナリストは、同委員会が「(買収に)ノー」という可能性は低いとみており、買収が成立すればアマゾンの株は現在の1,065ドルから、倍近い2,000ドルになるのは止めようがないと分析。もし、そうなれば歴史始まって以来の一兆ドル企業が生まれることになる。
 ガレージからスタートした会社が今や世界をまたにかけるメガ企業になった。RedとBlueはアマゾンの成功をどう見るか?

出典『CNBC』
元記事:Amazon 'could be the first trillion-dollar company' with stock doubling to $2,000, leading analyst says
RED:アメリカに本社を置くアマゾン社が世界初のメガ企業に
“U.S. based Amazon set to become the world’s first Mega Corporation”

 企業が大きくなりすぎるのは危険だ。その企業の成長が部分的に政府の出資によって促進されている場合は、特に。例えばアマゾンの場合、2000年からこれまでに7億ドルの直接的および間接的な助成金(優遇税制を含む)を受け取っている。

 このインターネット小売業の巨人は急速に成長し、ニュースメディア、出版業、エンターテイメントにまで手を広げ、最近ではホールフーズ・マーケットの買収を提示した。アマゾンのようなサービスは、消費者にとっては便利さや取引上のコスト減など一定のベネフィットをもたらす。しかし同時に、同社のように強い競争相手が進出して市場で成功すると、それ以前からいた同業者は一気に経営難に苦しめられることになる。さらに付け加えると、アマゾン、グーグル、アップル、マイクロソフト、ボーイングといった「1兆ドル企業」に達する可能性のある企業は、まぎれもないパワーを持っており、これらの企業だけでアメリカ経済の国内総生産のざっと1/20に相当する。
 もちろん私はアマゾンの商売の成功に拍手を送る。アマゾンは営利企業として驚くべき域に達した。しかし、私見を言えば、アマゾンは巨大すぎて、アメリカの政府と経済のどちらにも不健康な影響を投げかけているように思う。


BLUE:アマゾンはアメリカ人にビジネスのやり方を見せている
“Amazon Is showing America How to Do Business”

 雇用創生のために減税をすると言いながら、企業が成功していると、「システムを利用している」と言って責めるのは、政府の偽善の最たるもので、まったく笑止千万だ。
トランプは、雇用につながるから大幅減税をすると言っている。だが、アマゾンは『ワシントンポスト』紙を所有していて、同紙はトランプにずっと批判的だ(現時点では、すべてのアメリカの新聞がそうだが)。 2015年と今年の6月に、トランプはツイッターで同紙をフェイクニュースだと非難し、親会社のアマゾンを、税金を払っていないと言って非難していた(ちなみに、アマゾンは納税している)。

 トランプは、元エクソンのCEOを国務長官という強力なポストに入れ、ウォールストリートの投資金融家アンソニー・スカラムーチをホワイトハウスの広報部長に就任させて10日間の暴言活動に専念させたことも問題なしとしている。右翼ウエブサイト「ブライトバート」の重役兼大富豪の男のために、政権の特別なポジションを設けていることも問題にしていない。ところが、シアトルのガレージでのつつましい創業からスタートして、市場最高の取引株企業になるかもしれないという、究極のアメリカン・サクセス・ストーリーを達成したアマゾン社は彼にとっては問題なようだ。トランプはアマゾンが所有する新聞が彼について何を報道したかを今も気にしている。

 もしかすると、トランプは自身の政権が上下両院で主導権を握っているにもかかわらず政策がまったく進まないともがいている間に、ほかのアメリカ人ビジネスマンが成功したことが羨ましいだけなのかもしれない。トランプは、実はアマゾンのような会社を自分が取り仕切りたかったのではないだろうか。

記事トピックスは、過去のメジャーな事件やニュースも含みます。

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