トランプ大統領、自身をポジティブに報道したニュースのみ日々収集

トランプ大統領、自身をポジティブに報道したニュースのみ日々収集


 トランプ政権の発足以来、毎日2回、トランプ大統領の元には「大統領のことを良く書いたニュースだけ」を集めたフォルダーが届く。ホワイトハウスのスタッフからVICEニュースが得た情報によると、内部で「プロパガンダ書類」とも呼ばれている日々のフォルダーは各20〜25ページからなり、最初のフォルダーは朝9時半、二度目のものは午後4時半に大統領へ届けられているという。

 通常、大統領に個人的に届けられる書類が入ったフォルダーの中身は、国家機密や法案のアップデートなどに関する書類だが、このフォルダーには、そういう書類は一切含まれない。ここには大統領の功績を評価したヘッドライン付きのケーブルTV番組の画面のスクリーンショットや、大統領にポジティブな内容のTVインタビューのトランスクリプト(内容を書き出したもの)、大統領を尊敬するという内容の市民からのツイートを印刷したものだけを入れることになっており、反対意見は一切入れない。

 この作業を毎日行うのは、ホワイトハウスに勤務する両政権から集められた約10人(以前は4人)からなる、全米と地域のニュースをモニターするチームだ。彼らが平日の朝6時からモニターした内容をホワイトハウスのコミュニケーション・オフィスに30分毎に送り、それは同オフィスを経由した後、さらに別のオフィスがフォルダーにまとめる。ホワイトハウスがメディア報道を日々モニターし、政権に対して肯定的な報道も批判的な報道も含めてスタッフ全員に情報をシェアーする作業は、どの政権でも行ってきた。

 トランプ政権がこれまでの政権と異なる点は、「その中から大統領のことを良く報道しているものだけを選んで、大統領に1日2回も届ける」ことである。政権発足以来、大統領は「もっと(自分を)ポジティブに報道するニュースが必要だ」と不満を表明し続けており、トランプ大統領の右腕だったが、先日更迭されたプリーバス首席補佐官とスパイサー元報道官が、大統領の機嫌を良くするために始めたという声も聞かれている。その二人がいなくなった今、この日々2度のフォルダー配達が今後どう変化するかは、新しい報道官の腕、次第かもしれない。

引用元:Trump Gets a Folder Full of Positive News About Himself Twice a Day
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