幼稚園児に性教育「生殖器では性別を判断できない」

幼稚園児に性教育「生殖器では性別を判断できない」


 性同一性障害(トランスジェンダー)について、広く一般に知られるようになったのは比較的最近のことだが、米国最大の家族計画支援非営利組織である米国家族計画連盟(PPFA)が発表した新指導要綱で、幼児教育の際に「生殖器と性アイデンティティーは必ずしも一致するものではないことを念頭におくように」と保護者へ注意を促したことが論議を呼んでいる。

 「男性器があるからその子は男の子、とは限らない」などと具体的な表現例を用いながら指導している同要綱について、保守派のアメリカ小児科医師会は、「性混乱に陥った男児の98%、女児の88%が思春期を過ぎると最終的には生物的な性を受け入れるようになる。性イデオロギーは子供に害があり、深刻な精神的な疾患を見つけにくくさせる。薬品および外科的な処置で、生まれ持った性とは反対の性に変装することが正常で健康的であると子供たちを信じるように条件づけするのは虐待である」と、PPFAの新指針の危険性を警告している。

 性別だけでなく、性アイデンティーティーをも幼児のうちから教育するべきなのか? 保守派のRedとリベラル派のBlueはどう考える?

出典『Breitbart』
元記事:Planned Parenthood to Preschoolers: ‘Genitals Don’t Make You a Boy or Girl’

RED: 家族計画連盟は活動を辞めるべき
“Planned Parenthood must end”

 アメリカにおける左翼主義者の狂気は、真実、正義、名誉などに価値をおいた、かつての素晴らしいアメリカ文化を抑制してしまった。
 この世に生まれたすべての子は、遺伝的にも身体的にも、男か女のどちらかに作られている。自然界の隅々にその写しが存在し、地球上のすべての哺乳類に明らかに反映されている。それなのに、この家族計画連盟の邪悪な害獣は、外からの影響を受けやすい幼い子供たちに、生殖器が男女を決めるのではないと教えようと言う。これは虐待だ。おぞましい嘘だ。国民の血税である政府の基金を受けている組織による不埒な行為だ。
 左翼主義者は、人として最も価値ある資質としての理性を、感情に置き換えようとしている。そのために、すべての産室ですべての医師が、出産時に「赤ちゃんは男の子ですよ」、あるいは「女の子ですよ」と伝えている客観的な事実があるにも関わらず、彼らはこの嘘を広めようとしているのだ。性は感情をもとにしたものではないし、その人がどうありたいという願いをもとにしたものでもない。羽を生やして空を飛ぶことはできないのと同様、子供は生物学的な性を選べない。いかなる人も、いかなる組織も、性別違和感に影響されている少数の子供たちに、自身の出生の現実を認識できるよう教えるべきだ。

 記事内のアメリカ小児科医師会による警告に加え、後戻りすることは不可能な身体的切断(性転換手術)を試みた人が自殺する可能性は40倍に上ると言われている。一般社会は、子供たちを堕落させようとする軽蔑に値する試みを拒絶する必要がある。



BLUE:真実は流行おくれ
“Truth Is Out of Style”

 『ブライトバート』はひどく右派に偏った報道をするウエブサイトだとよく知られており、この記事もそれに当てはまる。
 まず、家族計画連盟(PPFA)を「納税者出資の妊娠中絶業者」と名指ししているが、それは誤解を呼ぶ表現だ。なぜなら、納税者の出資部分は、妊娠中絶の基金にはあてられていないからだ。妊娠中絶以外にも家族計画連盟は、ほかの場所でこれらのサービスを受けられない人々に、カウンセリング、基本的な公共医療、産児制限(避妊)などを提供している。

 この記事は、「アメリカ小児科医師会(ACP)」が出した、性同一性障害は子供たちに害があるとする資料だけに頼って書かれている。アメリカ小児科医師会は、名称にCollege(大学)と入れているが、学校教育的におけるCollegeではない。これは500人のメンバーで成り立つ右翼的な政治支援団体だ。ACPは、64,000人のメンバーを持つ医師たちの学術グループ、米国小児科学会(American Academy of Pediatrics)が、同性愛者の結婚を支持したことに腹を立てて作られた団体、単なる右翼的グループなのだ。

この記事の寄稿者





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