テスラが自動運転長距離輸送トラックを開発中。ネバダで走行試験か

テスラが自動運転長距離輸送トラックを開発中。ネバダで走行試験か


 電気自動車(EV)専門の自動車メーカー、テスラ・モータースが自動運転の長距離トラックの開発を進めている。ロイター通信が入手したテスラとネバダ車両管理局の間で交わされた電子メールにより、テスラが開発中のEVトラックに搭載する「自動運転機能」の路上走行試験について、両者で話し合われていることが分かった。同通信がネバダ車両管理局に問い合わせたところ、現時点ではテスラからは正式な走行試験の許可申請は出されていないという。

 テスラが商用トラックを開発していることは2016年に発表されており、今年4月にはイ―ロン・マスクCEOが「9月に次のレベルのEVトラックを披露する」とツイートしているが、「次のレベル」が何を意味するのかは公にされていなかった。開発中の自動運転トラックは、数台のトラックが小隊を組んで移動することを想定しており、後続車は完全無人走行が可能となる。長距離を走るトラックは運転手の負担が大きく、自動走行中に休憩がとれるというメリットがあるが、同時に完全無人化になれば職そのものがなくなることになり、トラック業界には様々な意味で大きな影響を及ぼすことになる。

 自動運転長距離トラックについては自動車会社のダイムラーがすでに実用化に入っているうえ、自動運転車の先駆者、グーグル、ウーバーが開発を進めており、激戦市場となりそうだ。しかし、EVの自動運転長距離トラックの実現がどこまで可能かについては疑問を投げる専門家もいる。カーネギー・メロン大学でリチウムイオン電池を研究するヴェンカット・ヴィシュワナンサン研究員は、現時点ではEVの大型長距離トラックの走行には膨大なバッテリーが必要になり、荷台のほとんどをバッテリーが占めることになるため採算が合わない、と言っている。

 これまでも世の中を変える新しい分野を切り開いているマスクCEOのこと、9月の発表では世間をあっと言わせる新技術を披露してくれるかもしれない。

元記事:Tesla developing self-driving tech for semi-truck, wants to test in Nevada

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