フェイスブックが待望の動画タブ「Watch」を公開

フェイスブックが待望の動画タブ「Watch」を公開


 フェイスブックが、オリジナル動画を見るための新しいタブ「Watch(ウォッチ)」を公開し、今月10日からアメリカの一部地域で導入が開始された。今後、徐々に地域を拡大していく予定のこの新機能は、テレビ局各社やスナップチャット、ツイッター、ユーチューブから、動画広告費やユーザーを吸い取ってしまう存在になるかもしれない。

 「Watch」の最初のコンテンツ・パートナーには、NASA(米航空宇宙局)、マッシャブル、クォーツ、ハースト、米メジャーリーグ野球、マクラッチーなどの大手企業や機関が含まれている。コンテンツはパートナーがフェイスブックのために制作するオリジナル動画で、録画とライブ・ストリーミングが含まれる。収益は動画提供側が55%、フェイスブックが45%で分配される。

 フェイスブックの製品ディレクター、ダニエル・ダンカー氏のブログによると、「Watch」は、ユーザーが自分の興味がある番組を見つけられやすいようにカスタマイズ可能で、友達や参加コミュニティーがよく見ている動画の推薦も表示されるという。Watchlist(ウォッチリスト)機能もついており、新コンテンツのアップデートやエピソード配信を受けて、生中継中に「いいね」や、コメントをつけることもできる。

 コンテンツは幅広いジャンルをカバーする予定。アメリカで有名なTV番組のホストが巷の親切な人々を紹介する番組や、世界を旅するためにニューヨークのテック業界の仕事を辞めたナセル・ヤッシンの特集、作家で講演家のギャビー・バーンスタインがファンの質問にリアルタイムで答える番組、大リーグ野球の試合も毎週1試合生中継するなど、立ち上げから幅広いラインナップを展開中だ。

 フェイスブックがこれを発表したのは、競合サービスのスナップチャットを運営するスナップ社の第2四半期決算公開の直前というタイミングだった。この一年間、スナップ社も、ミレニアル世代やZ世代向けのオリジナルコンテンツのために、主要なテレビ各社や映画スタジオと多くの協力関係を築いている。

 この二つのサービスは競合でも、いくつか違いがある。スナップチャットのコンテンツは、モバイル機器だけが対象だが、Watchは携帯機器、デスクトップ、ラップトップ、TVアプリなどすべてのデバイス上で見られる。スナップチャットの番組は平均3〜5分間と短いが、フェイスブックは長い動画も流す。スナップチャットの動画は、ほとんどがすでに人気を得た既存の番組だが、フェイスブックの新番組の多くはオリジナルだ。これらの点から、フェイスブックの新機能「Watch」は、広告主を引きつける規模に急成長する可能性が高く、今後の展開が注目されている。

引用元:Facebook Is Finally Launching Its Long-Awaited Original Video Tab
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