民主党の選挙スポークスマン、妊娠中絶反対派を支持しない発言?

民主党の選挙スポークスマン、妊娠中絶反対派を支持しない発言?


 来年の中間選挙では、何としても国会で与党の座を奪回したい民主党。そこで民主党議会運動委員会(DCCC)のベン・レイ・ルハン議長は、「民主党議員候補者に対して、妊娠中絶の権利に関するリトマス試験はない」と、中絶に関する民主党従来の姿勢を軟化させ、プロ・ライフ(妊娠中絶反対)党員も受け入れると発言をした。民主党はこれまで、妊娠中絶については女性に決める権利があるとする「プロ・チョイス」の立場をとってきたが、DCCCのスポークスウーマンは、プロ・ライフの立場をとる民主党傘下の組織「Democrats for Life of America」に対し、選挙運動で協力するつもりはないと発言した。議席回復のために基本的信条を緩めようという姿勢が見られる一方で、信条を曲げれば、有権者からの信頼を失うという強い懸念の声もあがっている。右翼メディア『ブライトバート』は、「プロ・ライフ」の民主党議員候補者を支援するか否かで党内で意見が分かれていることに言及し、民主党は危機にあると報じている。

 政党間で長年論争が続く妊娠中絶。議席獲得のために民主党はこれまでの立場を変えるのか? RedとBlueの主張は? 

出典『BRITEBART』
元記事:Democrat Campaign Spokeswoman Contradicts: ‘No Interest’ in Working with Pro-Life Democrats

RED: 民主党の新しいリトマス試験:あなたは9カ月の胎児を殺せるか
“Democrats’ New Litmus Test: Can you kill a 9-month-old baby”

 アメリカの民主党と中国共産党は共通点が多い。共通点はいろいろあるが、そのひとつが両者とも胎児を殺すことについて道徳的な咎めはまったく感じないという点だ。しかも、民主党議会運動委員会(DCCC)のスポークスマンがプロ・ライフ民主党との協力に興味がないという事実は、「民主党とは、アメリカの価値観ではなく妊娠中絶である」というメッセージを送っていることになる。DCCCは彼ら自身が承認した見解以外は認めないだろう。もしくは、少なくとも母親の子宮にいる9カ月の胎児を殺すことを許す議会候補者だけは支持するのかもしれない。政党というものは、中絶などの「単一の事柄」に基づいてメンバーを除外するほど厳格であるべきではない。DCCCは、アメリカ人の大半がこの閉鎖された左翼政党とは関係をもたないと決める前に、この方針への迅速な修正を発表する必要があるだろう。


BLUE:「プロ・ライフ」とはアンチ・チョイスを意味する
“'Pro-Life' Means Anti-Choice”

 この論争の争点はどこだ? 右派は厳格な反中絶でない限り、どんな主張も拒絶する。左派にも逆のことを言う者がいる。驚くにはあたらないし、これはニュースでもなんでもない。そもそも、この「ブライトバート」という右派集団はメディアではない。

 左派と右派の政治家の間における中絶権利をめぐる衝突は、宗教団体がこの問題を政治の主流に引き込んだ1980年代から続いている。以来、中絶問題は論争を通り越して狂気に変わってしまった。その一例をあげるなら、反中絶の活動家は、生まれていない子供を救うという名目で、病院の医師と患者を銃で撃ち殺し、中絶手術を引き受ける病院に放火するなどした。また、右派は中絶反対で狂ったようになり、貧しい地域の医療施設が中絶手術を提供すると、資金を取り上げようとした。彼らは、これらの医院の多くが、その地域における唯一の医療施設であることを気にもかけないのだ。

 左派の立場は最初から明確だ。もし中絶が悪いと考えるのであれば、しなければいい。しかし、女性が自分の体に対して何をしてよくて、何をしてはいけないかという法律を作ってはならない。

記事トピックスは、過去のメジャーな事件やニュースも含みます。

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