KISSをしよう!

KISSをしよう!


 突然、「KISSをしよう!」とは、何の話だ?と思った人もいるだろう。今回は英語を通して学ぶ、ビジネスや金融に関するエッセンスを少し取り上げてみようと思う。

KISS is an acronym for 'Keep It Super-Simple' 
KISS は「スーパーシンプルに!」の頭文字である。
KISS also stands for 'Keep It Simple, Stupid'  
KISSは「シンプルにしておけ!この間抜け」の意味でもある。
It means this: Don't overthink it.
「考えすぎるな!」、ということである。

 “KISS Principal”(「KISSの原則」)と呼ばれるこの言葉は、1960年代のアメリカの海軍で使われたが、今日もエンジニアリングではよく用いられている。戦闘下、簡単な工具だけで修理ができるような戦闘機を開発しろ、という課題を与えられた軍のエンジニアたち。複雑な操作を習得したり、新しいものを生み出そうと切磋琢磨するソフトウエア開発。私もよく出くわすが、課題を考えすぎて期限までにまとめられない学生たち……。これは、そういう人に言うべき言葉だ。

 「考えすぎている時は、考えられない時と同じ状態」と言えるので、言葉が悪いようだが「間抜け!」と言われているのも、正しいとも言える。「出来るだけ簡潔に単純に!」、これこそが成功への鍵となることは多い。いろいろな分野にも応用できる原則だが、「投資」に関してもまさにこの“KISS Principal”が当てはまる。

 「どの銘柄を買ったらいいのか?」という質問は株式投資の中で、最も聞かれる質問のひとつだが、インターネット時代の今、かえって膨大な情報にアクセスできるが故に、逆に判断が付かなくなくなり、混乱することがある。ここで、登場させたいのが「KISSの原則」だ。一旦シンプルになって、「当たり前」を考えてみることで、混乱から抜けられることもある。たとえば、ニュースで「今年は厳冬の予想」と言っていたら、みんなの欲しいものは何だろう? 「ネットのセキュリティ」の報道を見た時、多くの人が気にすることはなんだろう? 

 投資の際には、まずそういうことを考えるものだが、知り合いの投資家は、小学生の娘にも聞いてみるとヒントが見つかることもある、と言っていた。「KISS原則」が一番得意なのは、実は「子供」なのではないかと思う。子供は「当たり前」を見て、「当たり前」に発想する。大人は、時にあえて子供のような視点で、「当たり前」に立ち返ってみることも大事なのではないかと思う。そうすると、投資する銘柄も見えてくるのではないだろうか?

 このコラムを読んでくださってる皆さん、では、まず深呼吸。そして、人生のノイズをひとまず置いておき、「KISS」をしようではないか! 'Keep It Super-Simple!

自己啓発に関する記事 >

この記事の寄稿者

関連するキーワード


投資・株 自己啓発

関連する投稿


投資の話題もまずはスモールトークから

投資の話題もまずはスモールトークから


次世代継承として「投資」の道を息子たちと分かつこと

次世代継承として「投資」の道を息子たちと分かつこと


投資の真の醍醐味は自分の夢を「現実」のものにすること

投資の真の醍醐味は自分の夢を「現実」のものにすること


セルフレス(無私)の境地を手に入れる

セルフレス(無私)の境地を手に入れる


アメリカで成功する日本人の共通点

アメリカで成功する日本人の共通点






アクセスランキング


>>総合人気ランキング

企画

保守派とリベラル派、2つの視点でニュースを読む。