アップルの新機能に対して米デジタル広告業界が揃って反論

アップルの新機能に対して米デジタル広告業界が揃って反論


 アップル社が次期Safariに追加する「トラッキング防止機能」は、現在のインターネットにおける経済モデルを「妨害する行為」だとし、米広告業界を代表する6つの団体がデジタル広告コミュニティーの懸念として声明を発表。14日、『Adweek』が速報でこれを伝えた。

 声明発表に参加した6団体は、オンライン広告における技術的標準規格の策定や法整備などを行うインタラクティブ・アドバタイジング・ビューロー(IAB)、米広告業界で最も歴史の長いアメリカン・アドバタイジング・フェデレーション(AAF)、アソシエーション・オブ・ナショナル・アドバタイザーズ(ANA)、アメリカン・アソシエーション・オブ・アドバタイジング・エージェンシーズ(4As)、データ・アンド・マーケティング・アソシエーション(DMA)、ネットワーク・アドバタイジング・イニシアチブ(NAI)の6つ。いずれも全米規模組織や非営利団体だ。

 アップル社が今年後半にリリース予定のmacOS High Sierraから追加する次期Safariに組み込む「インテリジェント・トラッキング防止(ITP)」システムが、広告主とウエブサイトのリターゲッティング広告に制限をつけることは、広告効果に大きく影響するだけでなく、現状のインターネットビジネスの基盤にも影響を及ぼす懸念がある。声明ではこのシステム導入を「アップル社による一方的で高圧的なアプローチ」と述べ、コンシューマーの選択に悪いだけでなく、広告がついたコンテンツやサービスにとっても悪いと説明。また、反対する理由を、「新システムが導入されると現在のようにユーザーにとって興味深い広告が提供できなくなり、味気なくタイムリーではない広告しか提供できなくなってしまう」などとしている。

 アップル社はこのITPによって、プライバシー保護と利便性のバランスを取り、外部サービスからのアクセスを完全に遮断するのではなく、Cookie(クッキー)をより有効活用し、ユーザーのプライバシーを取り戻そうという狙いだ。

引用元:Every Major Advertising Group Is Blasting Apple for Blocking Cookies in the Safari Browser
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