投資の話題もまずはスモールトークから

投資の話題もまずはスモールトークから


 私は投資よりも教師のキャリアの方が長く、長年、日本人ビジネスマンの方々の英語も指導してきた。正しいビジネス英語を教える前に、お互いの人柄やビジネスの背景を知るため(また、その場の雰囲気を和ませるため)に軽い世間話をすることがある。今回は洗練された英語のビジネス世間話についてお話ししよう。

 気軽なおしゃべりのことを英語ではsmall talk、会話のとっかかりになる話題のことをicebreakerという。ビジネス・シーンでは、その際の印象が仕事の成果を決めることもあるので、こうした「コミュニケーションにおける最初の会話」こそ、英会話スキルとして磨いておく必要がある。

 金銭に関することを気軽に口にするかしないかは、文化的な背景、また民族の特性にもよると思う。日本人は一般的に、あまり世間で大っぴらに口にしない民族だろう。アメリカ人はオープンだと思われているが、実はお金に関する話題はアメリカでも積極的に話さないのが一般的で、個人の金銭事情をあけすけに質問するのはマナーに反しており、不躾なことは日本と同じである。

 とはいえビジネス・シーンでは、small talkやicebreakerとして、一般的な経済の話や景気の話、金融やビジネス全般に関することはよく話題になる。こと投資に関しては、おそらく日本よりもっと気軽に話されているだろう。

 日本人の投資家やビジネスマンは、海外の投資事情に興味がある人も多いと思うが、この分野に興味があっても英語での単語や表現方法がわからないために会話ができないケースは多いだろう。日本では多くの学習機関で英語教育が行われ、日本人向けの優れた英語教育のプログラムもたくさんある。テレビやラジオの語学講座も豊富だし、本屋に行くとたくさんの英語学習本も見るが、投資に関する分野に特化された本は、あまり見かけない。

 そこで今回は、投資に関するsmall talkに使える表現を少し紹介しよう。

1.「私は投資をしている」
I'm an investor. 
同じ意味では下記の表現も使うことができる。
I trade stock.
I play the stock market.
I follow the stock market.
I'm into stock trading.

2.「わたしはこの会社の株を所有しており、50万円投資した」
I hold stock in this company. I invested 500,000 yen in stocks.

3.「私はA社の株を500株買った」
I bought 500 shares of A Company stock. 

 invest に対する前置詞は in (on と間違えるケースが多いので注意)、〇株という数の言い方は、sharesだ。これらは確かに基本すぎる内容だが、これをきっかけに投資の話題を英語圏の人たちと話してみるのも良いだろう。ちなみに、small talkとして、こんな話題も使えるかもしれない。
「同僚のあいだで、彼の株はとても上がった」
His stock among his colleagues has risen dramatically.

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