最新研究 お酒を飲むと外国語がうまくなる説は事実?

最新研究 お酒を飲むと外国語がうまくなる説は事実?


 英語やフランス語などの外国語は、読み書きの習得よりも、流暢に会話することの方が難しいと感じている人は多いだろう。以前から「お酒を飲むと、英語がペラペラ話せる」という説は出ていたが、先日この説が「どうやら本当らしい」という研究結果が発表された。

 精神薬理学の専門誌『Journal of Psychopharmacology』(精神薬理学ジャーナル)に先月18日に発表された論文によると、オランダのマーストリヒト大学にてドイツ語を母国語とする50人を対象にオランダ語で会話をさせる実験をした結果、お酒を飲まずに実験に参加した人たちよりも、お酒を飲んでから実験に参加した人たちの方が外国語を流暢に話せることがわかったそうだ。

 この実験では参加者の半分が水を、残りの半分はアルコール飲料を飲んでから外国語で2分ほどのカジュアルな会話をし、その内容をネイティブの審査員が採点。その結果、 アルコール飲料を飲んだ人たちの方が、ネイティブの審査員による得点が高かった。なかでも特に、飲酒をした人はそうでない人たちよりも発音が良いという結果が出たそうだ。

 同論文では、1972年に行われた「アメリカ人に少量の飲酒をさせてタイ語を発音させた実験」を例に出し、これは「ドイツ人とオランダ語」に限ったことではないと述べている。外国語を話すという心配が飲酒によって減る、つまり気持ちが大きくなることで恥ずかしがらずにうまく発音できることを指摘している。

 ここで重要になるのは、飲酒する量だ。この実験では体重68kgの男性で缶ビール1本程度を飲んで行なわれ、少量であることが重要だとしている。それ以上の量を飲むと、実力よりも自信を持ちすぎてしまったり、自分で勝手に評価を高めてしまったりという悪影響が出てしまうらしい。飲みすぎると発音が良くなるどころか、単語をつっかえたり、ろれつが回らなくなることもあるので、いくら外国語を流暢に話したくても、飲みすぎは禁物ということである。

引用元: It's True: Alcohol Helps You Speak a Foreign Language Better
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