米ケロッグのコーンフレークの箱が人種差別的だと炎上

米ケロッグのコーンフレークの箱が人種差別的だと炎上


 先日は石鹸ブランド「ダヴ」で知られるユニリーバ社が「黒人女性が白人に変身するCM」を流して米国内で炎上したニュースが話題になったが、今度は子供たちに大人気のケロッグのコーンフレークのパッケージに描かれた「コーンたち」が、子供たちに人種差別を植え付けるものだとの指摘を受け、大変なことになっている。

 そのパッケージに描かれた問題のイラストはこちら。ショッピングモールで楽しそうに遊ぶコーンたちは、どれもトウモロコシの粒に見立てた黄色っぽい色だが、隅で床を掃除する掃除夫に見立てたコーンだけは他のコーンたちよりも、肌の色が濃くなっている。このコーンだけが確かに茶色っぽいのだ。

 このことに気づいたコミックライターのサラディン・アハメドさんは、ケロッグ社をツイッターでタグ付けして「なぜ茶色のトウモロコシの粒だけが清掃員? 子供たちに人種差別を教えているようなもの」と抗議した。ケロッグ社はそれに対してすぐにツイッター上で謝罪し、「店舗から商品を回収し、デザインを変更します」と素早い対応を見せたため、アハメドさんも「大変迅速な対応に感謝します」と大人な対応でツイートした。

 そのツイッター上のやりとりが終了後もネット上では、同社の迅速な対応を褒める声や、こういう小さなことが人種のステレオタイプなイメージを植え付けてしまうという声、なかには、この清掃員こそがモールのオーナーかも知れないではないか、というポジティブな声なども飛び交い、今もネット上を賑わせている。

  アメリカの子供たちの朝食のお供であるコーンフレークにまで影響する「人種が持つイメージの決めつけ」。今回のケロッグ社、そして先日のダブの広告炎上は、アメリカで販売する商品のパッケージングや広告には、全ての人種の心情を汲んだ細心の注意が必要だという一例だが、アメリカに代表される単一人種で構成されていない世界各国では、こうした気遣いはもはや必須の「常識」だ。東京オリンピックを控えた日本でもマーケティング業界関係者にとっては「繊細な人種の問題をどう扱い、世界からのゲストを迎えるか」について熟慮する必要もあり、こうした炎上ニュースは恐らく他人事とは言えないだろう。

引用元:『USA Today』紙
Kellogg's to replace racially insensitive Corn Pops boxes following Twitter call out
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