「吸血鬼フェイシャル」施術を受けてHIV感染が明らかに

「吸血鬼フェイシャル」施術を受けてHIV感染が明らかに

数年前に有名タレントがその美容効果を絶賛したことから話題になった「バンパイア・フェイシャル」。まるで吸血鬼のように顔を血塗れにする美容フェイシャルの施術がHIVなどの血液感染症を生む可能性を指摘されていたが、調査の結果、この施術を受けた女性2名がHIVウイルスに感染していたことが判明し、美容業界に不安が拡がっている。


キム・カーダシアンも受けたフェイシャルなのに

 数年前にアメリカのタレント、キム・カーダシアン・ウエストが自らのテレビ番組で顔を血だらけにした施術の様子を見せたことで話題になった「バンパイア・フェイシャル」。自分の血を採血し、その血液を遠心分離機にかけて血漿を抽出して顔に塗ったり、注射針の付いた器具で皮膚に複数の穴を開けて皮膚に再注入するという、まるでホラー映画のワンシーンのような風貌になる変わったフェイシャル施術だ。キム・カーダシアン・ウエストが自身の顔に血を塗って微笑む写真はこちらで。

 注射針を使用して血液を注入する施術ということで、登場した当初から感染症の危険が懸念されていたが、昨年から調査を続けていた米ニューメキシコ州の保健当局が先月30日、この施術を受けた2名の女性がHIVエイズウイルスに感染していることを発表し、美容界はもとより、同じフェイシャルを受けたことがある人たちを不安にさせている。

美容界のトレンドの「メディスパ」 でも医療知識のない施術者も

 米ニューメキシコ州保健当局は、以前から同州内で開業していた「VIP Spa」を調査しており、同店は昨年9月には営業を停止している。当局は感染症にかかった2名の原因が間違いなく同スパの施術によるものかについて、現在も引き続き調査中だと発表したが、多くの医療専門家は「医療行為に限りなく近いメディスパ(medispa)の流行」に伴い、医療のスタンダードを守らない施術者が美容施術を行う危険性」を警告している。

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