有罪に見えにくい服装とは? 法廷スタイリストが選ぶセレブの出廷服

有罪に見えにくい服装とは? 法廷スタイリストが選ぶセレブの出廷服

巨額の資産を持つドイツの令嬢になりすましてニューヨークの社交界に入り、高級ホテルの宿泊費やプライベートジェットのフライト代などを踏み倒して有罪判決を受けていた女性詐欺師、アナ・ソロキン。今月、同被告に4~12年の禁固刑が言い渡されたことで再び法廷での彼女の服装や、他の女性被告たちの服装に注目が集まった。


清楚にみえる淡い色、タイムレスなシルエット

 高級ホテルやレストラン、プライベートジェット機などの利用料金を踏み倒すなど、20万ドル以上を騙し取ったとして、先月有罪判決を受けた28歳のロシア人、アナ・デルヴィー(本名アナ・ソロキン)。今月、そのソロキン被告に4~12年もの禁固刑が言い渡されたことで、彼女の背景や法廷での様子が再び報道されている。それに伴い、最近、他の裁判に出廷した女性セレブたちのいでたちにも注目が集まっているようだ。

 ソロキン被告の場合、最初はトレードマークのセリーヌの眼鏡に、ふわりとしたMiu Miuの純白のベイビードール風ミニ・ワンピースで法廷に現れたが、徐々にコンサバ化し、サンローランのトップスとビクトリア・ベッカムの黒いパンツ姿などのスタイルに変化していった。

 また、黒づくめのスタイルが定番だった米臨床検査会社セラノスの女性創業者エリザベス・ホームズは、先月行われた裁判にライトブルーのシャツにライトグレーのパンツスーツで出廷。派手な衣装で知られるラッパーのカーディ・Bは軽犯罪の疑いにおける出廷に、高級ブランドのクリスチャン・シリアノのスマートな白いワンピースにエルメスのバーキン、ひっつめ髪で登場した。渦中の大学入学スキャンダルを疑われている女優ロリ・ロックリンは、落ち着いたベージュのパンツスーツに四角い眼鏡をかけて裁判所に現れた。皆、出廷の際の服装は(衣装と呼ぶべきかもしれないが)、どこか清楚にみえるような色遣いやシルエットの服装を選んでいる。

Netflixがソロキンの人生を番組にする権利を購入

 ソロキンの弁護士は、「服装は陪審員の判断に影響を与えるため、法廷スタイリストを使っている」と取材陣に回答し、そのスタイリストであるアナスタシア・ウォーカーは「EllE」の取材に対し、「法廷での写真は雑誌やSNSにずっと残るので、彼女(ソロキン)とは彼女がどんなファッションのテーマやメッセージを求めているかなどを話合って、タイムレスなアイテムを私が選んだ」と答えている。

 すでにソロキンのライフストーリーの権利は、Netflixが購入している。ウォーカーは、「番組の中でも彼女のファッションは極めて重要なアイテムになる」と、そういうことも前提にしてソロキンのスタイリングをしてきたと胸を張っているようだが、有罪が確定した今、そのスタイリングがどれほど判決に効果的だったのかはわからない。

 外国籍のソロキンの米国滞在ビザはすでに切れており、禁固刑が出たものの国外追放されるとも見られており、彼女の行く末はまだわからない。獄中のソロキンと面会を続けるニューヨークタイムス紙の記者の最新記事に今の彼女の様子が詳細に描かれているが、不可解な回答も多いソロキンの人生を元にNetflixがどう番組を構成するのかも気になるところだ。

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