なぜ、ブリトーの皮が人気なのか?

なぜ、ブリトーの皮が人気なのか?

アメリカには時折、理解に困る流行が生まれることがある。そんな流行のひとつと言えるのが、メキシカン料理を代表する「ブリトー」だ。今年大流行している2つのブリトー。しかし、これらはいずれも、食べられるブリトーではない……。


可愛くはないけれど、子供たちが欲しがる「謎」の人形

 最近、アメリカの小学生の間で、大人気なのが『Cutetitos(キューティトス)』という、ブリトーの皮に包まれたぬいぐるみだ。パッケージを開封してみないと、何のぬいぐるみが入っているかが分からない仕組みになっているワクワク感も手伝い、あっという間に小さな子供たちの子供をわしづかみにした。パンダやうさぎなど、全12種類のぬいぐるみを目当てに、いくつも購入する子供が続出している。

 大人気と聞くと、可愛さを期待したいところだが、ぬいぐるみの顔は正直あまり可愛らしくない。本物そっくりのブリトー型の布に包まれているのは、重たそうな目をした、平べったい人形だ。以前アメリカで「キャベツ人形」なるものが流行った際、「なぜこんな可愛くない人形が流行るのか」と疑問に思った人もいただだろうが、今回もまさにそのクチだ。アメリカではどうやら、「可愛い」と思う感覚が違うらしい。その商品を紹介した映像はこちら。

ブリトーの皮に包まれて「おやすみなさい!」

 ちっとも可愛くないブリトーの人形に負けない「可愛げのなさ」を誇るのが、『ブリトー・ブランケット』だ。直径約150センチとかなり大きな円型のこのブランケット、その名の如く、まるで巨大なブリトーの皮のような佇まいだ。掛け布団やひざ掛けにするだけでなく、ピクニックにも最適と販売元であるBurritoblanket.com社は語っている。

 ありそうでなかったデザインが話題を呼び、入荷してもすぐに売り切れという事態が続いている。最近では廉価商品があちこちに出回っているが、ブリトー型のブランケットは同社のトレードマーク商標登録商材であり、「類似品には注意するように」と呼びかけている。

 どんな商品であっても「権利の死守」は重要だ。特にありそうでなかった商品は、すぐにマネされてしまう。アメリカで何か商売する際には、優秀なパテント弁護士を確保することが最優先と言われているが、ブリトー・ブランケットはこのあたり、抜け目がなかったということだろう。

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