アメリカとメキシコの国境の壁を挟んだピンクのシーソー

アメリカとメキシコの国境の壁を挟んだピンクのシーソー

アメリカとメキシコの国境の壁を挟んで設置したピンク色のシーソーで子供たちが遊ぶ映像がSNSを賑わせている。国境周辺の状況が悪化している中、人々に結束や調和を訴える目的で米カリフォルニア州にある大学の二人の教授が仕掛けた「アート・インスタレーション・イベント」だという。


国境の壁がシーソーの支点

 二国間にそびえ立つ国境の壁を挟んで設置されたピンク色のシーソーで遊ぶ子供たちの動画や写真が、アメリカのメディアやSNSを賑わせている。

 これは米カリフォルニア州にあるUCバークレー校で建築学を教えるロナルド・ラエル教授と、サンノゼ州立大学でデザインを教えるヴァージニア・サンフラテロ准教授の二人が手がけた「Teeter Totter Wall」というイベント。二人は長年に渡ってこのアイデアを温めていた。国境周辺と二国間の関係における緊張が高まる中、両国の子供たちや大人たちが意味のある繋がり方を持ち、片方のアクション(行動)がもう片方に直接的に影響することをピンクのシーソーを使って体現することによって、人々が自分のアクションについて考えることを狙って制作したという。つまり、シーソーの支点が国境の壁なのだ。そのシーソーの映像はこちら。

壁を挟んで楽しむ子供たちの笑顔

 シーソーが設置された場所は、アメリカ側はニューメキシコ州サンドランドパーク、メキシコ側はチワワ州シウダー・フアレスだ。メキシコ側にはこのイベントの告知はしていなかったが、子供たちが自然に集まり、壁を挟んだ二国間のシーソーを笑顔で楽しんだ。8月1日の時点でこの画像を掲載した同教授のインスタグラムには20万以上の「いいね」がついた。

 しかし、国境の壁を強化することはトランプ大統領の公約のひとつ。先月26日に米最高裁はホワイトハウスがペンタゴン基金から約2,685億円を使用して国境の壁を作ることを承認したため、今後さらに国境警備が強化される見込みだ。

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