フェイスブック、アメリカで「デート・アプリ」開始

フェイスブック、アメリカで「デート・アプリ」開始

昨年から19カ国で展開されているフェイスブック社のデート・アプリ、「フェイスブック・デーティング」のサービスがアメリカでも5日(日本時間6日)から開始された。個人情報の流出事故が続く同社によるデート・アプリだけに、「セキュリティーは大丈夫なのか?」という声が飛び交っている。


フェイスブックの独身ユーザーは2億人以上

 米フェイスブック社が5日(日本時間6日)、アメリカで同社のデート・アプリ「フェイスブック・デーティング」を開始した。

 同社は昨年からこのことを告知しており、すでに19カ国(アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、エクアドル、ガーナ、ラオス、マレーシア、メキシコ、パラグアイ、ペルー、フィリピン、シンガポール、スリナム、タイ、ウルグアイ、ベトナム)では公開されている。アメリカは同アプリが使用できる20カ国目となり、来年初頭にはヨーロッパでも展開を開始する予定だ。

 同社のユーザーの中で、自らを独身だとプロフィールに書いている人だけでも2億人いるという。全員が既婚、独身の表示を記入するわけではないので、実際にはもっと大勢いると予想されるため、このデート・アプリは結婚相手を探す大手オンラインサイト「マッチ・ドットコム」や「イーハーモニー」などの脅威となると見られている。実際、マッチ・ドットコムや出会い系アプリ「ティンダー」などを所有するマッチ・グループの株価は、この報道が出た後に6%近く下がった。

便利なのはいいが、信頼できるのか?

 このアプリは操作が極めて簡単なことも売りのようだ。利用者はインスタグラムの投稿をデート用プロフィールに直接表示したり、インスタグラムのフォロワーやフェイスブックの友達を「シークレット・クラッシュ」というリストに加えることができる。

 従来の出会い系アプリとは異なり、画面をスワイプしたり、誰かから連絡が来るのを待つ必要がなく、特色は利用者のプロフィールに直接コメントを付けることができること。デート・アプリを使っていても、通常のフェイスブックのページでは他の友達に知られることもないという。

 ただ、同社はプライバシー侵害訴訟で、数カ月前に米連邦取引委員会へ和解金50億ドルを支払うことに同意したばかり。もちろん同社はこのアプリのプライバシー対策は万全だと言っているが、先日の訴訟が起きる前にもそう言っていたことを考慮すると、全面的に信頼を寄せていいものかと不安になるユーザーもいるだろう。このアプリの普及はセキュリティーへの信頼の回復にかかっていそうだ。

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