米フード配達員の約3割、客の食べ物を配達中につまみ食い?!

米フード配達員の約3割、客の食べ物を配達中につまみ食い?!

配車サービスの運転手が、レストランやファストフード店から自宅へ温かい料理を配達してくれるサービスは、アメリカでも人気が高い。しかし、「Uber Eats」など米大手フード配達サービス4社と契約している配達員500人のうち、なんと28%が「配達中に我慢できずに客の食べ物をつまみ食いしたことがある」というアンケート結果が出ている。


揚げたてのフライドポテトの誘惑に勝てない人も

 アメリカでは専用のアプリを使用して最寄りのレストランやファストフード店の料理を自宅に配達してもらえるフード配達サービスが、近年かなり浸透してきた。レストラン側が雇っているフード配達専門にするドライバーも稀にいるが、その多くは「Uber」や「Lyft」など通常は人を運ぶ配車サービスのドライバーたちが、空いた時間を利用して食べ物の配達も行っているケースが多い。

 そんな中、アメリカにおけるフード配達業務の現状を把握するために、日本でも事業を展開している「Uber Eats」をはじめ、「Grubhub」、「DoorDash」、「Postmates」の米大手4社のフード配達員、約500人を対象に、US Foods社がアンケートを実施し、配達業務に関わる多くの質問を投げかけた。そのひとつに、「配達中に客がオーダーしたフード(料理)をつまみ食いしたことはあるか?」という質問が含まれていたが、これに対して28%の運転手が「ある」と回答し、同サービスの利用客を驚かせた。

 また、同じ調査で利用者に対して「これまでドライバーが自分の食べ物をつまみ食いしたのではないかと疑ったことがあるか?」という質問を投げ、21%が「ある」と回答。この調査結果が発表された後、SNSには「フライドポテトのラージ(大)サイズを頼んだのに、届いた袋の中のポテトの量がかなり少なかったことがある」などという声が上がった。

日本とは異なるデリバリー環境 できたての料理を自家用車で配達

 日本とは異なり、アメリカの「Uber Eats」や「Grubhub」は配達員の自家用車で配達する。自転車やバイクとは異なり、車には密室性があること、また自家用車には監視カメラもついていないので、誰にも見られずに「つまみ食い」が可能な環境にあることも、アンケートの結果に関係しているとみられている。

 また、アメリカでは、テイクアウトの際に簡易な容器を使い、密封せずに、そのままドライバーに渡すことがほとんどだ。この調査結果を受けて、テイクアウトの容器をプラスチック・ラップなどでグルグル巻きにしてからドライバーに渡すレストランも出てきたようだが、今でも容器が完全密封されていない方が一般的だ。

 ちなみに、ドライバーへの質問で「食べたいと思ったことはあるか?」に対して、半数を超える54%が「ある」と回答した。実際、誘惑に負けて食べてしまったことがあるドライバーは前述の28%ということは、「食べたいけれど、我慢している人」が26%はいるわけだ。

 ドライバーの54%が「誘惑に負けそうになったことがある」と回答した結果を微笑ましいと思うか、それとも職業に対するプロ意識に欠けると思うかは人それぞれだろうが、「これまで気づかなかったが、もしかしたら自分の料理も手をつけられていたのでは?」と焦った利用者が大勢いたはずだ。しかし、「そんなの当然。自分だってフライドポテトが目の前にあれば、数本はつまんでしまうはず」と、笑い飛ばした利用者が約15%もいたことも、アメリカらしい話かもしれない。

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