『アメリカの大富豪、驚きの「日本愛」』①~家が日本家屋?日本に魅せられた男たち

『アメリカの大富豪、驚きの「日本愛」』①~家が日本家屋?日本に魅せられた男たち

アメリカの大金持ちというのは、とにかく桁外れだ。プライベート・ジェットの所有は当たり前、複数の土地に複数の豪邸を所有するのも当たり前、絵画や美術品コレクションは国宝級のものばかり……という富豪たち。そのなかには、日本文化に魅せられた富豪もいるのをご存知だろうか。驚愕の富豪たちの日本愛を、ちょっと覗いてみよう。


 アメリカの大富豪の中でもダントツの”日本好き”と言えば、カリフォルニア州に拠点を置くオラクル・コーポレーション(Oracle Corporation)社の元CEO・ラリー・エリソン(Lawrence Joseph Ellison)氏であろう。世界的なデータベースソフトで有名なオラクル社は日本にも支社があるため、馴染み深いと感じる人も多いだろう。

 72歳になるこの富豪は、フォーブスが2017年2月に発表した「富豪ランキング」において堂々たる世界第7位の金持ちだ。資産総額はなんと550億ドルにも上る。その彼は大の親日派で、膨大な日本美術のコレクションを所有している。2012年、サンフランシスコのアジア美術館において、彼の所有するコレクションが一般公開された。桃山時代と江戸時代の作品を中心とした80点の国宝級アートを選んだ美術展では、13世紀から14世紀に彫られたとされる聖徳太子の木像や狩野山雪作の六曲一双屏風、円山応挙や伊藤若冲の作品などが展示され、多くの人たちを魅了した。個人のコレクションを美術館で正式に紹介することも驚きだが、彼は自分の蒐集する日本芸術コレクションのために専属の学芸委員まで雇っているというのだからさらに驚きだ。

 またこのエリソン氏、所有する邸宅のひとつが、京都から移築した日本式の豪邸なのである。美しい日本庭園や茶室を有するこの豪邸は、カリフォルニア州ウッドサイドにある。この邸宅はあまりにも有名で通称「Kyoto House」と呼ばれており、アメリカではこれまで数々のメディアで紹介された。YouTubeやGoogleで検索をかけると、このエリソン邸を紹介した動画や画像を見ることができる。

 日本の建築物を自分のために日本から移築したというのは、彼だけではない。元マイクロソフトの経営陣で、大リーグ野球のイチロー選手が長年所属していたシアトル・マリナーズのオーナーのひとりでもあるクリス・ラーセン(Chris Larson)氏が、日本から移築された日本式「ティー・ハウス」を所有していることは、シアトルでは知られている話である。地域のパーティーなどで使用されることもあるらしく、その「ティー・ハウス」を訪れた人はみな、その本格的な日本様式の建築に感嘆するそうだ。ちなみに彼が所有しているのは小さな茶室ではなくティー・ハウスだそうで、そこでパーティーが開催できるほどの大きさがあるらしい。

 一般人とはスケールが異なる富豪たちが日本を愛してやまない様子を知ることは、日本人にとってちょっと嬉しい話題かも知れない。

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