「空港で携帯を充電するな」の警告でUSBコンドーム人気、再浮上!

「空港で携帯を充電するな」の警告でUSBコンドーム人気、再浮上!

出張や旅行で移動中に、空港や車内に設置された電源やUSBアウトプットを利用して携帯電話やノートパソコンを充電する人は多いだろう。アメリカではロサンゼルス郡検察局が、大勢が旅行するホリデーシーズンを前に、公共機関で携帯を充電することによる詐欺被害の防止を呼びかけたところ、対策防止グッズの人気が浮上している。


手軽な値段で安心が買える?「USBコンドーム」がダントツ人気

 アメリカでは、個人情報の入手を企てる詐欺グループやハッカーが、大勢の人が集まる空港やホテルのロビー、電車の中などに設置された充電ステーションのUSBアウトプットやケーブルにマルウェア(悪意のあるソフトウェアや悪質なコード)を仕込み、そのケーブルやアウトプットを使用した人の携帯電話やノートパソコンに入っている情報をすべて盗み取るという詐欺行為が横行している。

 11月後半から年末までのホリデーシーズンには、通常よりも多くのアメリカ人が国内外を旅行するため、ロサンゼルス郡検察局が「公共機関で携帯を充電することによる詐欺被害の防止」を呼びかけたところ、それを防止する数々の商品の売り上げが上昇。なかでも、多くのメーカーが販売しているUSBのデータが入っている箇所にカバーを被せて読み取れないようにする「USBコンドーム」($6.99、日本円で約760円)など、「これさえあれば、個人情報を読み取られない」という手軽な金額の商品の人気が高く、現在、売り切れ続出のようだ。

携帯をチャージする前に「一旦、考えよう!」

 同検察局のルーク・シサック検察官は「無料の充電ステーションを安易に使用すると、銀行口座情報やパスワードが盗まれることがある」と注意を喚起するビデオを公開し、USBプラグではなく、俗に言うコンセントを使って充電することや携帯用充電器を使用するように呼びかけている。

 サイバーセキュリティ会社BitDefenderによると、プロモーションなどで配られるロゴ入りUSBにマルウェアが仕込まれていることもあるので、無料のギフトや無料サービスには細心の注意が必要だと話している。個人情報を盗まれたくなければ、おいしい話は「安かろう、悪かろう」と疑ってかかった方がよさそうだ。

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