バイデンで大丈夫なのか? 失言ばかりのバイデン「迷言集ベスト10」

バイデンで大丈夫なのか? 失言ばかりのバイデン「迷言集ベスト10」

米テキサス州に暮らすイスラム教徒の著者が、米国内でも報道されにくい保守派の声をお届けする、西森マリーの「トランプ支持がなぜ悪い? アメリカ保守派の考え方」。今回はトランプ大統領の再選を阻止しようとする民主党代表候補バイデン氏の「失言や物忘れがひどすぎやしないか」という件について。


自分が何に立候補しているのか忘れてしまうバイデン爺さん

オバマ政権を懐かしむ黒人たちの支持率が高いおかげで、ジョー・バイデン前副大統領は民主党代表候補のトップに立つことができた。しかし、バイデンは自分が今どこの州にいるか、何をしているのかも認知しておらず、自分の名前さえ忘れてしまうことがある。

 中国と北朝鮮を言い間違えたり、イランとイラク、メルケル首相とサッチャー首相、習近平と鄧小平を混同するのは朝飯前。遊説先のサウス・カロライナで「今日はノース・キャロライナに来られて嬉しい」、スーパー・チューズデーを「スーパー・サーズデー」と言い間違えたことを筆頭に、 マンデラに会いに南アに行って逮捕された」「などの事実とは違う記憶を語るなど、信じられないような失言を繰り返している。

前副大統領なのに? バイデンの不思議な発言とは

今回は山ほどあるバイデンの失言の中から、特におもしろいものをご紹介しよう。

*2019年8月8日、アイオワ州の黒人・ヒスパニックの集会で、「貧しい家の子どもたちも白人の子どもたちと同じ才能を持っている」と、「白人は頭がいい」と意味することを口走った。
https://nypost.com/2019/08/08/latest-biden-blunder-poor-kids-are-just-as-bright-as-white-kids/

*2019年8月19日、科学の重要性を語るスピーチで、「我々はフィクションより科学を重視し、事実より真実を重視する」と言った。https://www.washingtonexaminer.com/news/truth-over-facts-biden-fumbles-during-iowa-speech

*2019年9月、テキサス州で開催された民主党候補の討論会で、黒人の子どもたちの成績を上げるために「親は夜、テレビじゃなくて、レコード・プレイヤーをつけておくべきだ」と発言。
https://www.youtube.com/watch?v=ve8kE4SXXTs

*2019年9月17日、子どものいる家庭を減税対象にして「7億2000万人の女性が就職できるようにする」と発言。アメリカのどこにそんな大勢の女性がいるのか。
https://www.youtube.com/watch?v=L4ytSI4PFm4

*2020年2月10日、ニューハンプシャー州での集会で、「コーカスに行ったことがある」と小さな嘘をついた女子大生に対して「嘘つきの犬顔の子馬隊兵士め!(You're a lying dog-faced pony soldier)」と意味不明の罵倒語。
https://www.youtube.com/watch?v=_FsxA5qjUjs

*2020年2月11日 民主党派の人口の6割が黒人というサウス・カロライナ州にカリフォルニア州選出の黒人下院議員セドリック・リッチモンドと一緒に行ったとき、「私はジョー・バイデンの夫で、セドリック・リッチモンドのために働いています」とこれまた意味不明な発言。
https://www.facebook.com/msnbc/videos/163002478486851/

*2020年2月25日、サウス・キャロライナ州で、「私の名前はジョー・バイデン。合衆国上院議員に立候補しています」と自己紹介。
https://nypost.com/2020/02/25/joe-biden-says-hes-a-candidate-for-us-senate-in-latest-gaffe/

*2020年2月下旬、民主党候補による討論会で、「2007年以来、銃によって1億5000万人のアメリカ人が殺された」と人数を大幅に間違えて、文字通り桁違いの大失言。
https://www.youtube.com/watch?v=PyFKCRCVT28

*2020年3月2日、テキサス州での演説で、「全ての人間は平等につくられている、ということを自明の……みんな知ってるだろう、例のアレだよ」と、米独立宣言を忘れてしまった。
https://www.youtube.com/watch?v=ve8kE4SXXTs

*2020年3月3日、スーパー・チューズデーでの勝利宣言のとき、両脇に立った妻と妹を間違え、妻のジルを指して「これは私の妹ヴァレリー、そして私はジルの夫、いや、違う。きみたち、場所を入れ替わったな」と、入れ替わっていない妻と妹たちに言った。
https://www.youtube.com/watch?v=R3vY1PmbCrg

*2020年3月4日、妻を紹介するときに、「こちらは、私はジョー・バイデンの夫です。」と、またしても「I’m Joe Biden's husband」 と言ってしまった。
https://twitter.com/Murican_Hero/status/1236704284021886976

今回は山ほどあるバイデンの失言の中から、特におもしろいものをご紹介しよう。

*2019年8月8日、アイオワ州の黒人・ヒスパニックの集会で、「貧しい家の子どもたちも白人の子どもたちと同じ才能を持っている」と、「白人は頭がいい」と意味することを口走った。
https://nypost.com/2019/08/08/latest-biden-blunder-poor-kids-are-just-as-bright-as-white-kids/

*2019年8月19日、科学の重要性を語るスピーチで、「我々はフィクションより科学を重視し、事実より真実を重視する」と言った。https://www.washingtonexaminer.com/news/truth-over-facts-biden-fumbles-during-iowa-speech

*2019年9月、テキサス州で開催された民主党候補の討論会で、黒人の子どもたちの成績を上げるために「親は夜、テレビじゃなくて、レコード・プレイヤーをつけておくべきだ」と発言。
https://www.youtube.com/watch?v=ve8kE4SXXTs

*2019年9月17日、子どものいる家庭を減税対象にして「7億2000万人の女性が就職できるようにする」と発言。アメリカのどこにそんな大勢の女性がいるのか。
https://www.youtube.com/watch?v=L4ytSI4PFm4

*2020年2月10日、ニューハンプシャー州での集会で、「コーカスに行ったことがある」と小さな嘘をついた女子大生に対して「嘘つきの犬顔の子馬隊兵士め!(You're a lying dog-faced pony soldier)」と意味不明の罵倒語。
https://www.youtube.com/watch?v=_FsxA5qjUjs

*2020年2月11日 民主党派の人口の6割が黒人というサウス・カロライナ州にカリフォルニア州選出の黒人下院議員セドリック・リッチモンドと一緒に行ったとき、「私はジョー・バイデンの夫で、セドリック・リッチモンドのために働いています」とこれまた意味不明な発言。
https://www.facebook.com/msnbc/videos/163002478486851/

*2020年2月25日、サウス・キャロライナ州で、「私の名前はジョー・バイデン。合衆国上院議員に立候補しています」と自己紹介。
https://nypost.com/2020/02/25/joe-biden-says-hes-a-candidate-for-us-senate-in-latest-gaffe/

*2020年2月下旬、民主党候補による討論会で、「2007年以来、銃によって1億5000万人のアメリカ人が殺された」と人数を大幅に間違えて、文字通り桁違いの大失言。
https://www.youtube.com/watch?v=PyFKCRCVT28

*2020年3月2日、テキサス州での演説で、「全ての人間は平等につくられている、ということを自明の……みんな知ってるだろう、例のアレだよ」と、米独立宣言を忘れてしまった。
https://www.youtube.com/watch?v=ve8kE4SXXTs

*2020年3月3日、スーパー・チューズデーでの勝利宣言のとき、両脇に立った妻と妹を間違え、妻のジルを指して「これは私の妹ヴァレリー、そして私はジルの夫、いや、違う。きみたち、場所を入れ替わったな」と、入れ替わっていない妻と妹たちに言った。
https://www.youtube.com/watch?v=R3vY1PmbCrg

*2020年3月4日、妻を紹介するときに、「こちらは、私はジョー・バイデンの夫です。」と、またしても「I’m Joe Biden's husband」 と言ってしまった。
https://twitter.com/Murican_Hero/status/1236704284021886976

バイデンの失言を放置するメディアもメディア

ここで紹介した失言は、文字通り氷山の一角だが、繰り返されるバイデンの失言は保守系FOXニュース以外の大手メディアではほとんど報道されていない。言い間違いの揚げ足取りは避けたいということなら、公平なメディアの姿勢だと受け取れるが、大手メディアがバイデン批判を避ける原因のひとつだと推測できるようなバカげた報道があった。

 ほぼ3カ月間で5億ドルもつぎこんで選挙戦に臨んだブルーンバーグが3月4日に脱落した後、ファッション・ライターのメキタ・リヴァスが下記のツイートをした。

“Bloomberg spent $500 million on ads,” he said. U.S. population is 327
million. Don’t tell us if you’re ahead of us on the math. He could have
given each American $1 million dollars and had lunch money left over.

(ブルーンバーグは広告費に5億ドルも使った。アメリカの人口は3億2700万人。計算が速い人はもうお分りだろうけれど、彼が使った金額はアメリカ人全員にひとりずつ100万ドルあげても、さらにお釣りがくるほどの金額よ)

 このツイートがMSNBCの報道番組のテロップに表示され、司会者ブライアン・ウィリアムズと、ゲスト出演していたニューヨークタイムズ紙の編集者マーラ・ゲイが小学生でもわかるような計算間違いに気づかず、 感慨深い表情でメキタ・リヴァスの鋭い洞察力に感動してコメントしたのである。この二人のバカさ加減も相当だが、テロップを制作したスタッフも、これをニュースとして許可したプロデューサーの愚鈍さもしかり。報道関係者のレベルがこれでは、バイデンの失言が罷り通るのも当然の成り行きと言えるのかもしれない。


この記事の寄稿者

エジプト、カイロ大学で比較言語心理学を専攻。1989年から1994年までNHK関東ローカル・ニュース、NHK教育テレビ『英語会話I 』講師、NHK海外向け英語放送ラジオ・ジャパンのDJ、テレビ朝日系『CNNモーニング』キャスターを務め、1994年にオランダに移住。1998年、拠点をテキサスに移し、”レッド・ステイト(共和党が強い州)に住むイスラム教徒”というユニークな立場からアメリカでも日本でも報道されていないアメリカ保守派の視点を伝えている。

著書:
『ドナルド・トランプはなぜ大統領になれたのか?アメリカを蝕むリベラル・エリートの真実』(星海社)
『レッド・ステイツの真実 アメリカの知られざる実像に迫る』(研究社)
『世界のエリートがみんな使っているシェイクスピアの英語』(講談社)
『聖書をわかれば英語はもっと分かる』(講談社)

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