恋愛が成就しない理由は、出会い系アプリのせい?!

恋愛が成就しない理由は、出会い系アプリのせい?!

引用元『Experts say one of the biggest threats to your relationship is your phone』:http://www.businessinsider.com/online-dating-bad-millenial-relationships-2017-6


 アメリカのミレニアル世代(1980年代〜2000年代前半生まれ)は、それより前の世代に比べて、好きな人と出会っても交際が長く続かない率が高いらしい。しかも、その理由が出会い系アプリやソーシャルメディアのせいだという研究結果が発表された。

 ワシントンDCにあるシンクタンク、ピュー研究所によると、18歳から24歳のうちの約20%が携帯電話で出会い系アプリを使用しており、アプリに加えてツイッターやインスタグラムなどのメッセージ機能を通じて気になる人を探しているという。

 通常、誰かと真剣に付き合えば、たまには口論したり、好みが合わないことなどもあるだろう。カップルたちはそうした問題や障害をひとつずつ一緒に乗り越えるうちに二人の関係を強いものにしていくものだ。と、このように考えるのはミレニアルより前の世代。ミレニアルたちは何か問題が起きると、それを解決するよりも先に「出会いアプリで別の人を探す」という傾向が高いため、目の前にいる相手との交際を継続するのが難しいというのだ。

 専門家たちが本件で最も問題視する点は、「この世代の多くは誰かと交際中であっても、もっと良い人がアプリの中にいるかも知れないと考える誘惑がやまないこと」としている。少しでも交際がうまく行かなくなると、アプリを開いて自分の価値を確認し、新たな相手を探したくなるという傾向は、必ずしも人間関係や自己形成によい結果を生まない。選択肢が多いほど惨めな結果を生むという“選択肢のパラドックス”の研究結果があるが、この状況に陥ると、人は大事なことを何も決定できなくなる傾向が強まると言われている。また、人間関係においても常にとりあえず片足だけを入れておくような付き合い方しかできなくなるという問題も懸念されそうだ。

 確かに普段の生活では出会えない人と出会えるのがインターネットの良い点だが、オンラインでは写真も経歴もフィルターをかけて操作できるため、目の前にいる相手よりも良い条件に見えることを忘れてはいけない。専門家たちは「隣の芝生は自分の庭より良く見えるもの。本物の人間と虚像かも知れないオンラインのプロフィールを比較するのはやめるべき」と訴えている。

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