アメリカでは13歳で合法的に結婚できる!?

アメリカでは13歳で合法的に結婚できる!?

引用元『Why It's Still Legal for Underage Girls to Marry in the U.S.』 :https://goo.gl/fM6k5w


 日本では法的に結婚が許される年齢は現在、男性が18歳、女性は16歳だが、男女ともに18歳にすることが審議されている。ところが、アメリカでは多くの州で未だに13歳の少女の結婚が法律で認められているというのだから驚きだ。

 現在アメリカ50州のうち、27州で結婚年齢に制限がなく、9つの州では16歳以下の結婚が認められている。これを変えようという運動が全米各州で起こり始めており、コネチカット州では最近、16歳以下の結婚を禁止する法案が州議会において満場一致で可決した。またカリフォルニア州では、未成年(18歳以下)の結婚を全面禁止する法案が、未成年であっても裁判所による詳細な調査を経た上で許可されるという条件付きで可決。一方で、ニュージャージー州では18歳を結婚合法年齢にする案が議会を通過したものの、クリス・クリスティー州知事が拒否権を発効した。

 ニューハンプシャー州においても、合法的結婚年齢を現在の13歳から18歳に上げる法案が3月に州議会にかけられたが、共和党によって否決されている。共和党議員は反対の理由を「アメリカ人は17歳で軍隊に入隊できる。軍隊で命をかけて戦えるほど大人だが、結婚できるほど大人ではないとは言えない」と述べている。 

 法律の専門家によるとアメリカの婚姻法の多くは18世紀に作られたものを源泉にしており、当時の婚姻の条件は年齢や当人同士の合意ではなく、性交渉が合法かそうでないかで決定されるものだった。このような歴史的慣例や現代の社会的習慣、法的拘束などが、婚姻法の変更を非常に困難にしているという。結婚合法年齢の引き上げは一見すると当然のように思えるが、さまざまな文化、習慣、宗教などが複雑に入り混じったアメリカでは、一朝一夕にはいかないようだ。

Bizseedsでは、アメリカの注目新サービスを日本に展開するお手伝いをしています。ご興味のある方はお気軽にお問合せください。

この記事の寄稿者

関連する投稿


米大統領選ガイド(5) 「2020年の激戦州はここだ!」

米大統領選ガイド(5) 「2020年の激戦州はここだ!」

2020年11月3日に実施される米大統領選挙。トランプ現大統領率いる共和党とリベラルな民主党が政権奪回を争う選挙戦は、その後の世界情勢にも大きく影響するが、米大統領選のルールはかなり複雑だ。そこで、米大統領選を2000年から取材しているジャーナリスト・西森マリーによる、どこよりも分かりやすい解説をお届けしよう。


昨年1年間で約70万人がカリフォルニアから他州へ引っ越した?!

昨年1年間で約70万人がカリフォルニアから他州へ引っ越した?!

全米最多の人口を誇り、アメリカで3番目に面積が大きいカリフォルニア州。GAFAをはじめ、世界的に有名な大企業が本社を構えることなどから税金や生活費が驚愕的に高額になったこと、そして政治面ではリベラルに偏り過ぎたことなどから、「もう、住めない!」という人が続出! 1年間で約70万人がカリフォルニアから逃げだしている。


米大統領選ガイド(2) 「予備選挙とその問題点」

米大統領選ガイド(2) 「予備選挙とその問題点」

2020年11月3日に実施される米大統領選挙。トランプ現大統領率いる共和党とリベラルな民主党が政権奪回を争う選挙戦は、その後の世界情勢にも大きく影響するが、米大統領選のルールはかなり複雑だ。そこで、米大統領選を2000年から取材しているジャーナリスト・西森マリーによる、どこよりも分かりやすい解説をお届けしよう。


米アマゾンの年末商戦、「子供の目線」のカタログ配布は功を奏すか?

米アマゾンの年末商戦、「子供の目線」のカタログ配布は功を奏すか?

昨年、米アマゾンドットコム社が突如開始したオモチャのカタログ。今年もホリデーシーズンに先駆けて、アメリカ国内の家庭にカタログが届き始めた。しかし昨年とは異なり、今年のアマゾンのカタログのマーケティングにはひねりがある。このカタログは、完全に子供たちに向けたものなのだ。


アップル社、地元の住宅危機とホームレス対策に約2,700億円を投資

アップル社、地元の住宅危機とホームレス対策に約2,700億円を投資

米アップル社が、本社のあるカリフォルニア州の住宅供給危機の緩和に向け、25億ドル(日本円で約2,700億円)という巨額の資金を拠出することを発表した。同州では企業家や大企業従事者とそうでない人たちとの収入の格差が拡大し、それ以外にも様々な要因が重なって、これまで長年住んでいた家のローンやアパートの家賃が払えない人が続出。ホームレスも増加している。






最新の投稿


元NBAスター選手コービー・ブライアント氏の追悼、米各地で

元NBAスター選手コービー・ブライアント氏の追悼、米各地で

バスケットボール界を代表するNBAスーパースター選手だったコービー・ブライアント氏が26日(日本時間27日)、乗っていたヘリコプターが墜落し、41歳という若さで亡くなったことを受けて、米各地で追悼集会が開かれている。


OKサインはOKじゃない!? アメリカでNGなジェスチャーとは

OKサインはOKじゃない!? アメリカでNGなジェスチャーとは

NYやLAなどの沿岸都市部に比べると、圧倒的に知られていないアメリカ南部。その文化、習慣、宗教観などをケンタッキー州よりジョーンズ千穂が紹介するコラム『アメリカ南部のライフスタイル』。今回は日本ではOKでも、アメリカではOKではないジェスチャーやポーズについて。


今週の神秘ナンバー占い(2020年1月24日~30日)

今週の神秘ナンバー占い(2020年1月24日~30日)

当たりすぎて怖い? ロサンゼルスを拠点に多くのセレブリティを顧客に持つ運命鑑定家、サラ・セイヤスがお届けする今週の神秘ナンバー占い。神秘ナンバーとは、東洋数秘術、西洋数秘術、アステカ秘術など複数の占術をベースに導き出す、運気を読み解く数字のこと。あなたの運勢はどのように変化する?!


オーストラリアの大火災と環境保護に逆行する米大統領

オーストラリアの大火災と環境保護に逆行する米大統領

圧倒的にリベラル派が多く住む米西海岸から、トランプ大統領と共和党の政策に真っ向から反対する日系アメリカ人ジャーナリスト、マイク佐藤がお届けする「トランプを支持しない人たちの声」。今回は、世界的な環境保護政策や気候変動への動きに逆行して、そうでないことを推し進めるトランプ大統領と彼に献金する人たちについて。


CES2020で最も笑いをとった新商品 「猫好きなあなたへ」

CES2020で最も笑いをとった新商品 「猫好きなあなたへ」

毎年1月、米ラスベガスで開催される電子機器業界最大の見本市、CES。今年も約4,500社が最先端の技術を駆使した新製品を紹介した。そんな中、「もっともバカげた商品」との呼び声が高かった商品を紹介しよう。


アクセスランキング


>>総合人気ランキング