「アラーは偉大なり!」ミシガン空港でテロ。米警官が首を刺される

「アラーは偉大なり!」ミシガン空港でテロ。米警官が首を刺される


 6月21日朝、ミシガン州フリント市の国際空港で、男がアラビア語で「アラーは偉大なり!」と叫んで警官の首をナイフで刺した。男は捕らえられ、刺された警官は重体。目撃者の証言によると、容疑者は刺した警官の首を切り落とそうとしていたという。容疑者はチュニジア生まれのカナダ人Amor Ftouhi(49歳)でニューヨークを経由してアメリカに入国した。事件はFBIによってテロリズムだと発表されたが、地元のメジャーな 新聞およびCNNは、容疑者が犯行時「アラーは偉大なり」と叫んだことを報道していない。
 アメリカ国内で発生したテロ犯罪について、RedとBlueの見解は?

出典『World Net Daily/WND』
元記事「‘Allahu Akbar!’ Cop Stabbed in Neck at Michigan Airport」
http://www.wnd.com/2017/06/allahu-akbar-cop-stabbed-in-neck-at-michigan-airport/

RED: イスラム教テロリストに警告する。アメリカはヨーロッパではない
「A Warning to Muslim Terrorists: America is not Europe」

 イスラム教テロリストは全世界の問題だ。イスラム教徒のロンドン市長サディク・カーン氏は2016年9月、度重なるテロ襲撃の後で、都会に住むものはジハーディスト(イスラム過激派テロリスト)の襲撃に慣れるしかない。テロリストの襲撃は「大都市における暮らしの一部だ」と言った。
 英国とヨーロッパにおいてはそうかもしれないが、アメリカは違う。2001年にイスラム教テロリストが100人以上のアメリカ人を殺すだけの度胸があった時、我々はそれを許さなかった。国を挙げて戦い、10年を要してリーダー(ウサマ・ビン・ラディン)を追跡し、パキスタンの住宅に隠れているところを見つけ出した。その後、何があったかは世界がすでに知っている通りだ。
 第二次世界大戦中、アメリカ政府は「外国人と治安諸法」を通過させて、例えばナチスに共感する可能性があるとして11,000人以上のドイツ人とドイツ系アメリカ人を拘留した歴史もある。アメリカ人はイスラム教徒テロリズムを許さないし、慣れたりもしない。

 家の裏庭に毒ヘビがいるのがわかったら、我々は蛇に噛まれるまで待ったりはしないだろう?それと同じだ。


BLUE:毎日9人のアメリカ人が飛行機に銃を持ち込もうとしている
「Nine Americans Try to Bring a Gun onto a Plane Every Day」

 2013 年ロサンゼルス国際空港で、預け荷物の中に合法的に入手したライフルを所持していた男が、警備員1人を殺害、7人に怪我を負わせた。今年の1月、アメリカ人の男が手荷物の中に拳銃を入れて、アラスカからフロリダに飛んだ。この男はフォートローダーデール・ハリウッド空港に到着すると、その銃で5人を殺し、6人に怪我を負わせた。昨年、全米の空港で機内持ち込み手荷物の中から発見され押収された拳銃は3,391挺。その多くに弾丸が装填されていた。
 WNDの記事の容疑者は、拳銃を購入しようと試みているが、幸いなことに外国人であったため、どの店に行っても購入を拒否された。そこで彼は代わりにナイフを購入し、それで警官を襲ったが、幸い警官は一命をとりとめた。しかし、こうした事件が、容疑者そのものを責めるのではなく、イスラム教徒すべてに対する非難と攻撃つながるのはとても残念なことだ。右翼のニュースサイトは、何千という「善良な」アメリカ人が、空港に拳銃を持参することの“異常さ”はまったく無視して、このミシガンでの襲撃でイスラム教徒はみんなテロリストだと証明できることを喜んでいる。ここで、ミシガン州フリント市のイスラム教センターのメンバーの言葉を借りよう。「私たちは、彼らの政治的な課題のせいで分断されてはいけない」。

記事トピックスは、過去のメジャーな事件やニュースも含みます。

寄稿者

ジム・スミス(Jim Smith)農場経営者
 1965年生まれ。アラバマの伝統的な保守派の両親のもとで生まれ育った影響から、自身も根っからの保守支持に。高校卒業後、アメリカ陸軍に入隊。特殊部隊に所属し8年軍に従事するも、怪我が原因で除隊。その後テキサス州オースティンの大学で農経営学を学び、現在は同州アマリロ近郊で牧畜を中心とする多角的な農場を営んでいる。地元の消防団に所属し、ボランティアの消防隊員としても活動するなど、社会奉仕活動多数。妻と子供3人の家族5人暮らし。

ポール・クラーク(Paul Clark)データ分析コンサルタント
 1972年、オレゴン州のリベラルな街に生まれ、両親も親戚も学友も周囲は皆リベラルという環境で育つ。カリフォルニアのベイエリアにある大学へ進学し、英文学とコンピューターサイエンスを専攻。卒業後はベイエリアの複数の企業に勤務し、各種のデータ分析業務に従事。現在は家族と共にオレゴン州に在住。趣味はサッカーとクラフト・ビール造り。

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この記事の寄稿者

「市民の声」を分かりやすくお届けする公式企画。分断が進むアメリカで、対立する思想を持つ市民はひとつのニュースをどう読むのか?
 対立する思想を持つ市民たちによって深まるアメリカの「分断」。アメリカには二大政党の共和党(保守)と民主党(リベラル)があるが、それぞれの政党支持者は、どれだけ考え方が異なるのだろう?人口で見ると保守派、リベラル派の比率は約半々で、両者のものの考え方は、水と油ほど異なると言われている。日本からはあまり分からない「普通」のアメリカ人たちの思想の傾向。
 この連載では保守派共和党の公式カラーである赤、リベラル派民主党の青をタイトルに、アメリカ国内で報道された「ひとつの記事」に対して、保守派(赤)とリベラル派(青)のアメリカ人がそれぞれのどんな見解を示すかを対比するBizseedsイチオシの連載・特別企画!

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