超高速移動を実現へ ハイパーループ・ワン、標的時速へ前進

超高速移動を実現へ ハイパーループ・ワン、標的時速へ前進


 近未来の交通網を担うと期待される「ハイパーループ」構想。複数の企業による激しい開発競争が続く中、ロサンゼルスを拠点とするハイパーループ・ワン社が、ネバダ州の砂漠に建設した500メートルのトンネルを使用して試験を行い、時速192 マイル(時速308キロメートル)を記録した。

 とはいえ、この数字はまだ同社がターゲットとする時速の4分の1でしかない。日本の新幹線にも、上海トランスラピッドにも及ばないが、プロジェクトを立ち上げて第二フェーズの結果としては注目を集めるに値するとし、先月29日に行われた試験の様子を写したフィーチャーリスティックな映像が米国内で拡散されている。

 ハイパーループは、減圧した専用トンネル(チューブレール)を使用して、時速約800マイル(時速1287キロメートル)で走る磁気浮上式高速輸送車両。同社によると、次回はチューブ内の圧を壊さずに人がポッド(車両のようなもの)を乗り降りできるかを試す予定とのことだ。

 ハイパーループの開発が進行する中、車社会のアメリカでは交通インフラ建設が他国より大幅に遅れているため、ハイパーループ・ワンが2021年までの実現を予定している最初の3つの建設先は、デュバイやスウェーデンなどのアメリカ以外の国々だ。同社CEOのロブ・ロイド氏は「アメリカで開発している技術が、アメリカで最初に利用できないことは非常に残念」とコメントしている。

引用元:The Hyperloop One just completed an incredibly fast test run
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