ホワイトハウスは25日、トランプ大統領が米軍におけるトランスジェンダーの入隊禁止と、政府資金を使用した軍隊隊員の性転換手術容認停止を指示する書類にサインをしたことを発表した。
トランスジェンダーの米軍入隊はオバマ前政権から認めてられているが、トランプ大統領はそれに反対する意見を先月、ツイッターで発表し、波紋を呼んでいた。今回の書類は国防省と国土安全保障省に宛てられたもので、トランスジェンダーの入隊および既に現役の隊員が受ける手術に関する詳細が記されている。今後はこの指示を受けて、マティス国防長官がその実施方法を検討し、来年2月21日までに大統領に具体案を提出することになっている。
今回の大統領の決定は保守派に対して大きなアピールになると見られており、多くの米人権団体らはこの決定は粛清(しゅくせい)だとし、反対の声をあげている。