日本人以外の移民は、アメリカでどうやって英語を学んでいるか? 

日本人以外の移民は、アメリカでどうやって英語を学んでいるか? 


 英語力を高めることは、多くの日本人にとって教育上の大きな課題のひとつだ。日本人は義務教育で英語を長年学ぶ割には、聞き取り力や会話力に乏しいという傾向が強く、小学校から英語を学ぶという教育政策も取られるようになったが、「使える英語を習得する」のは、簡単にはいかない。

 ご存知の通り、アメリカは移民の国である。他国からアメリカにやってくる大勢の人たちは、どのように英語を学ぶのだろうか? 出身国によって母国語が異なるため、「英語習得上の悩み」にも、出身国ごとの特徴があるようだ。そのあたりも踏まえながら、各国出身者の英語学習方法を少し覗いてみよう。

英語力は完璧だが、発音が! インド系移民の秘密兵器

 英語力は文法の問題なく、読み書きは完璧なのに「どうしても英語ネイティブのような発音が習得できない」という悩みを抱えることが多いのが、インド系移民たちだ。「インド人の英語は、イングリッシュではなく“インドリッシュ”」という冷ややかな皮肉もあり、発音矯正に躍起になるインド系は多いという。そんな彼らの間で利用者が多いのが、「Rachel’s English」というサイトだ。同サイトを運営するレイチェルさんは、元英語教師。ブログとYoutubeチャンネルがあっという間に移民の間に広がり、今ではサイトを通じての英語指導が専業となったそうだ。400以上のフリー会話レッスン・ビデオが「かなり使える」と大人気で、Youtubeチャンネルの登録者数は何と100万人を突破している。映像リンクはこちら

間違った文法を何とかしたい! フィリピン系移民の文法学習

 フィリピン系移民が通う教会では、日曜学校の一環に「新移民のための英語フォローアップ」のクラスが行われることが多いという。英語は会話よりも「文法が苦手」という移民が多く、文法教育が何よりの課題。そこで勧めているのが、「Grammar Girl」というサイトだ。  膨大な英語文法のルールは、「ネイティブはもちろん、ときには有名作家ですら間違えるもの」と語るのは、サイト創設者のMignon Fogartyさん。間違いやすい英語のルールを「楽しく短時間で学ぶ」のがサイトのモットーで、プログラムも記事やポットキャスト、Youtubeとバラエティーに富んでいる。に富んでいる。アメリカではポッドキャスト利用者が多いが、このプログラムは昨年、ポッドキャストの「ベスト教育プログラム」も受賞した。サンプル映像はこちら

英語を勉強すること自体が億劫! メキシコ系移民は「手軽さ」を優先

 トランプ政権発足後、何かと目の敵にされがちなメキシコ系移民たち。米国に不法に滞在する人も確かにいるが、合法移民の数でもメキシコ系はダントツだ。そのため市や街によっては、英語よりも、スペイン語を話す人口の方が高いということもあるため、ともすると「困らないので英語は勉強しない」というメキシコ系も珍しくはない。そんな「英語を勉強すること自体が億劫」というマインドセットになっているメキシコ系移民たちが多用するのが、英語学習用アプリだ。数あるアプリの中でも特に人気が高いのが、「linguliua」。これは自分の英語上達度がその都度チェックできる便利なツールだ。同アプリはアップルストアで入手できる。

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