可愛く見えても危険な「アライグマ」には要注意!

可愛く見えても危険な「アライグマ」には要注意!


 日本における「アライグマ」(英語はラクーン:Raccoon)のイメージは、「愛くるしく可愛い動物」と言ったところだろうか。キャラクター・グッズにもなるような、つぶらな瞳と愛嬌あるしぐさ。こんな可愛らしいアライグマに対して、マイナスのイメージを持つ人は少ないだろう。

 しかし、そんな「アライグマ」たちは、アメリカでは厄介者として扱われることの方が多い。アライグマはアメリカのほぼ全域に生息している。そのため、アメリカ人にとっては、よく見かける野生動物だ。カワイイとはしゃぐのは子供たちだけで、大人たちは「ゴミ箱を荒らされる」、「散歩をしていたら突然襲われて怪我をした」、「増えたアライグマを捕獲処理してほしい」など大抵は迷惑がる。

 作家のスターリング・ノースが、自分の幼少期の思い出をつづった『あらいぐまラスカル』は、世界中の子供が魅せられた物語でもあるが、その本の中でも、アライグマが人間と共存するのは難しい動物であることはつづられている。

 アライグマ被害はアメリカのニュースにもなることもある。BizSeeds編集部のあるシアトルのような都会でも、「アライグマが木から飛び降りて人を襲った」ことが昨年ニュースで報道されて人々を驚かせたが、彼らは動いている乗り物にも、平気で飛び乗ることができるらしい。

 先月21日、コロラド州コロラドスプリングスで、「アライグマが警察の車に飛び乗る」という珍事が起きた。『デンバー・ポスト』紙は「アライグマがヒッチハイクした」という見出しをつけて、これをニュースとして報道。アライグマは、深夜に車の衝突事故現場に向かうパトロール・カーの上に突然飛び乗り、車が停止するまで降りようとしなかったという。同ニュースには、パトカー内部から警官が撮影した「フロントガラスに張り付くような格好のアライグマ」の写真まで掲載されているので、笑いたい人は下記リンクから是非。

引用元:Hitchhiking Raccoon Tries to Assist Colorado Springs Police Office on a Call
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