あなたはAmazonを信じるか? 配達人が家の鍵を開ける宅配を開始

あなたはAmazonを信じるか? 配達人が家の鍵を開ける宅配を開始


 米Amazon.com社が、今週「アマゾン・キー(Amazon Key)」を発売する。これは「アマゾン・プライム」の 配達人が、依頼人の自宅の鍵を開けて、家の中まで荷物を届けられるようにする解錠システムだ。これを受けて、プライム・ユーザーたちの間では、「そんなシステムを家に設置したら危険では?」、「知らない人を家の中に入れてまで配達が必要な商品があるのか?」など安全面を心配する声があがっているが、このサービスが注目されていることは間違いない。

 まずは、同社のAmazon Keyのプロモビデオを見てほしい。アマゾン・キーがあれば、外出中の荷物の受け取りができるだけでなく、主人不在中でも自宅にハウスクリーニングのサービスを入れたり、ペットの散歩をするペットシッターに来てもらうことなどもできて生活がとても便利になる、とうたっている。

 アマゾン・キーの価格は249.99ドル(約2万8,000円)。家のドアの外側につける鍵(スマートロック)と防犯カメラのセットで、専用アプリを使用して「アマゾン・クラウド・カム」から、家の中まで荷物が配達される様子をスマホで見ることができる。ビデオに撮られているため、入室を許可された配達員やペットシッターは家の中で悪さなどできないという仕組みだ。しかも、依頼者からの信用を構築するために、アマゾン・キーのサービスには委託業者は一切使用せず、すべてアマゾン専属の配達人が担当するという。

 このサービスを今すぐ利用できるのは米国37州在住のプライム会員のみだが、徐々に対応地域を広げていく予定らしい。アマゾンに自宅の中を監視カメラでモニターされても便利さの方を選ぶというアメリカ人がどれほどいるのか、販売台数の初回発表が今から気になる人は多いだろう。

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