セッションズ司法長官、MS-13を犯罪特別対策部隊の優先標的に

セッションズ司法長官、MS-13を犯罪特別対策部隊の優先標的に


 ジェフ・セッションズ司法長官は先月13日、組織犯罪薬物取り締まり特別対策部隊の優先事項として、ストリートギャングのMS-13を指定したと発表した。今回の決定を長官は、国際的な犯罪組織MS-13が麻薬取引に関与していることを特に重要視し、海外からの麻薬流入および不法移民を阻止するのが目的だとしている。同部隊の従来の取り締まりの対象は、麻薬取引とマネーロンダリング(資金洗浄)に絞られていたが、今年の予算によってMS-13に関することであれば殺人追訴から銃器の侵害まで、幅広い関与が可能になった。セッションズ長官が取り組むMS-13取り締まり強化が意味するものは何なのか?

出典『ワシントンポスト』紙
元記事:Sessions Unleashes Organized Crime Task Force on MS-13

RED: 今こそ正義がもたらされる
“Justice is coming”

 MS-13はアメリカ全土に広がっている、がん組織である。前オバマ政権が打ち出した司法省の悪名高き「Fast and Furious」プログラムによって、メキシコの犯罪組織がアメリカの銃を購入するのを許したことで、エルサルバドルを拠点にするこの暴力団「マラ・サルバトルチャ」は、ほぼ野放し状態だった。当時のエリック・ホルダー司法長官の監視下、この危険で無防備で無謀な取り組みによって犠牲者も出た。アメリカの銃器がMS-13などのメキシコの犯罪組織の手に渡ることを可能にし、その結果、米国境警備隊のブライアン・テリーが死亡したのだ。米国・メキシコの国境を不法に越え、査証を持たない10代の外国人に米国滞在を許可するというオバマ前大統領のばかげた「ドリーマー」移民政策と合わせて、オバマ政権が中米の凶悪な暴力団の勢力拡大を促進させてしまったことが明確にわかる。今こそ、こうした理不尽な暴力行為と犯罪を阻止するために、米国がこれらの犯罪者を厳しく追求する時が来たのだ。


BLUE:彼らは普通の人々にとって、アメリカを危険な国にしているのか?
“Are They Making America Less Safe for Ordinary People? ”

 普通の人にとって、司法省が危険なギャングを追いかけることは何の問題も、何の関係もない。しかし、小さな犯罪や一般の人々に対する当局の攻撃的な新政策は、非常に気がかりだ。

 例えば司法省は、暗号化されたデータへのアクセスを強化するようにテクノロジー企業に要求している。これは司法省が、犯罪者だけでなく、我々のような一般人の情報へのアクセスをもっと求めているということだ。

 トランプが大統領選挙に勝つ前は、悪徳警察署は司法省によって監視されていた。しかし今、司法省は過去に暴力的警官や人種差別などの問題があった警察署であっても、監視を甘くすると言っている。これはつまり、一般人が警察の悪質で危険な行為から身を守る術がなくなるということだ。

 司法省が危険な暴力団を追求するというのは、一見すると良いニュースに聞こえるが、そもそも、それは彼らがしなければいけない仕事だ。そして同時に司法省は我々市民の人権を守り、規則に従わない警官を監視するべきなのだが、新しい司法省は1970年代に逆戻りして、タフな警官たちが自己流のルールに従って行動していたテレビドラマのような幻想を求めているようだ。そしてそんな社会になることは、とても危険である。

記事トピックスは、過去のメジャーな事件やニュースも含みます。

寄稿者

ジム・スミス(Jim Smith)農場経営者  
 1965年生まれ。アラバマの伝統的な保守派の両親のもとで生まれ育った影響から、自身も根っからの保守支持に。高校卒業後、アメリカ陸軍に入隊。特殊部隊に所属し8年軍に従事するも、怪我が原因で除隊。その後テキサス州オースティンの大学で農経営学を学び、現在は同州アマリロ近郊で牧畜を中心とする多角的な農場を営んでいる。地元の消防団に所属し、ボランティアの消防隊員としても活動するなど、社会奉仕活動多数。妻と子供3人の家族5人暮らし。

ポール・クラーク(Paul Clark)データ分析コンサルタント
 1972年、オレゴン州のリベラルな街に生まれ、両親も親戚も学友も周囲は皆リベラルという環境で育つ。カリフォルニアのベイエリアにある大学へ進学し、英文学とコンピューターサイエンスを専攻。卒業後はベイエリアの複数の企業に勤務し、各種のデータ分析業務に従事。現在は家族と共にオレゴン州に在住。趣味はサッカーとクラフト・ビール造り。

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