いつまでも現役! 美しき82歳のフライト・アテンダント

いつまでも現役! 美しき82歳のフライト・アテンダント


 アメリカの企業では、日本で一般的な「定年退職制」というものは定められていない。自分が仕事を辞めると決める時が「定年」で、その時期を決定するのは個人の自由だ。早くに財を築いて若いうちに引退してしまう人もいれば、いつまでも現役のまま働き続けることを選ぶ人もいる。そのため、日本では考えられないような年齢でも、生き生きと第一線で活躍するシニアもいる。

 アメリカン航空に勤務する、ベッテ・ナッシュ(Bette Nash)さんも、そんなシニアのひとり。80歳を超える彼女は、世界で最高齢のフライト・アテンダントだ。その彼女のフライト・アテンダントとしてのキャリア60周年を祝い、11月上旬、首都ワシントンD.Cのロナルド・レーガン空港で、セレモニーが開催された。当日の様子はこちら。

 「毎日、家に帰れるフライトがベストだった」というナッシュさんは、シングルマザー。障害を持つ息子を育てながら、毎日、首都ワシントンとボストンを結ぶシャトル便に搭乗し続けた。キャリアをスタートした頃の航空運賃は、わずか12ドル。コンピューター管理ではなく、黒板を使ってフライトの管理が行われていたような時代だ。息子のために常に短距離フライトを望んでいたこともあり、一時的にトランプ大統領が経営していた「トランプ・シャトル」の同ルートに搭乗していたこともあるという。82歳になった今でも、彼女は同じルート便に勤務し続け、「お客さんを迎え、温かくサービスを行う。これは私の天職」と語っている。

 ひとりの母親として家庭を守り、プロフェッショナルとして80歳を超えた今も仕事を愛し続けるナッシュさんの生き方に、感銘を受ける人は多い。「天職」についた彼女は、自分のキャリアへの誇りを持ち続けている。いつになっても彼女のように輝くためには、そんな「貫き続けられるもの」が必要なのかもしれない。

引用元:American’s Most Senior Flight Attendant Celebrates 60 Year Work Anniversary

ソフトウェアエンジニアに定年は無い?

https://bizseeds.net/articles/474

 アメリカでは、職場でのあらゆる差別が禁じられている。人種、国籍、性別、年齢、性的志向がどうであれ、従業員は平等に扱われなくてはいけない。日本では60歳なり65歳なりで「定年」となって会社を辞める人が多いが、そういう制度はアメリカでは年齢差別になってしまう。

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