ウエブスター辞書が選んだ「2017年に最も注目された単語」とは?

ウエブスター辞書が選んだ「2017年に最も注目された単語」とは?

歴史あるメリアム・ウェブスター辞書が選んだ今年、最もアメリカで注目された単語が発表された。ニュース性があり、年間を通して同オンライン辞書で多く検索された単語の中から、今年の世相を反映した単語とは?


今年の「Word of the Year」は「フェミニズム」

 メリアム・ウェブスター辞書が2017年の単語に選んだのは「feminism」(フェミニズム)。これは今年、最も注目されたニュースに関連して多く検索された単語で、昨年に比較すると70%も検索が増えたという。

 2017年に起こった時事で追うと、まず1月後半にワシントンDCで開催された「Women's March」(ウイメンズ・マーチ)、そして2月は女性政治家によるフェミニズムに対する発言が波紋を呼んだ。エンターティメントでも映画「ワンダー・ウーマン」のヒットなどに加え、同業界から火種が生じた一連の有名人たちによる「セクシャル・ハラスメント」に関連するニュースが毎週のようにメディアを賑わせ、SNSではセクハラ被害を表す「#MeToo」のハッシュタグが飛び交った。セクハラ関連ニュースが出る度に、「フェミニズム」という単語の定義などの検索率が上昇し、その結果、年間を通して最も注目を浴びた単語になったというわけだ。

2017年に注目を集めたその他の10単語

 同辞書の「フェミニズム」という単語が加わったのは、1842年。当時の定義は「女性のクオリティー」だった。今日の同単語の定義は、「政治、経済、男女の社会均衡におけるセオリー」と「女性の権利と興味を代表する組織的活動」。単語の意味は、時代に合わせて変化してきた。

 どんな単語であっても、たったひとつの単語でその年のすべてのニュースやイベントを要約することはできないが、ひとつの単語が飛び抜けて多く検索されたことは世論の注目度の高さであり、「フェミニズム」が世相を表しているというのは納得できる。

 ちなみに2017年に同辞書のオンライン検索で注目を集めた単語ベスト10は以下の通りだ。

Feminism  フェミニズム
Complicit 共犯の、共謀した
Recuse  利害関係を持つとして裁判官に異議を申し立てる
Empathy 共感
Dotard  老いぼれ
Syzygy  相同染色体対合
Gyro   ジャイロ(ギリシャ風サンドイッチ)
Federalism 連邦主義
Hurricane ハリケーン
Gaffe  失言、失態

 上記の各単語の定義や、その単語が注目されることになったきっかけのニュースをまとめた同辞書の記事はこちら

引用元:Word of the Year 2017 - Feminism

「フィアレス・ガール」像を考案した企業の女性賃金差別が明らかに

https://bizseeds.net/articles/455

 ニューヨークの金融街ウォールストリートの観光名所として有名な「猛牛の像」。今年3月の国際女性デーに、その猛牛の像に向かって立ちはだかる小さな少女の像「フィアレス・ガール(恐れ知らずの少女)」が造られて以来、その像と一緒に写真を撮る大勢の観光客でにぎわっている。

セクハラに関する記事 >
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