目紛しく変わる時代の中で

目紛しく変わる時代の中で

時間に追われず、望むライフスタイルを実現するための投資家が多いアメリカ。ビジネス、金融、投資英語などのハウツーを交え、稼ぎながら自由を楽しむライフスタイルを紹介するケネス・ローレンスの『禅的投資』。今回は、2017年の1年間をかけて本格的な身辺整理をした著者の備忘録と英語で投資をする際に覚えておきたい用語を紹介しよう。


大胆な身辺整理が、時にプラスの転機を生む

 慣れ親しんだ生活を手放すことは、誰にとっても勇気のいることであろう。しかし、時に大胆な身辺整理をし、生活そのものを変えていくことで、人は大きなプラスの転機を掴むことができると感じる。私の例で恐縮だが、2017年は私のみならず、家族や周囲の人にとって、大きな変化や飛躍の年だった。そのきっかけこそが、この「大胆な身辺整理」だったと思う。自宅を売却し、ひと夏をかけて各地を旅し、いろいろな土地を見て多くのものに触れた。秋からは私の老親の生活のダウン・サイジング、それをめぐる法的整備、リローケーションなどをサポートしてきた。その一連の変化を支援してくれた各分野の専門家の仕事を通してプロの世界を垣間見、また新しい産業のことも知ることができ、勉強になった。

 近い将来、老親にとって階段の多い家は困難になることを予想し、両親が長年住んできた家を売却した。丘陵地帯にあった両親の家は、傾斜のある土地に建てられ、なかなか景観のいい場所にあったので、不動産市場に掲載する外観写真の撮影にはドローンを使った。私が子供のころから育ってきた家を傾斜側からの視点で見ることができたのはもちろん初めてで面白い経験だった。子供の頃はSFの世界の物だったハイテク技術が現実の物となって、私たちが生きる時代には新技術が次々開発されている。撮影、建設、運送、警備など、いろいろな産業で注目されているドローンが、実際のビジネスで使われている場面を身近に見ることが出来たことは、ちょっとわくわくするものがあった。

新規株式公開を英語で言うと?

 ドローン以外にも「ハイテク技術」は、私たちの生活をどんどん変えている。それはテクノロジーそのものとしてだけでなく、投資の世界の在り方への影響と言う点においても同じことが言える。アメリカでは、新規のハイテク産業に投資が集まる傾向が強い。そして、そうした新規ビジネスは、投資家にとっては株式公開が前提であることが多い。今回はこの「IPO」という言葉について、英語の学習をしてみよう。以下は「IPO」に戸惑った日本人ビジネスマンが、アメリカ人の同僚たちと話す場面だ。


Masa:  今、ニュースにIPOって言葉が出て来たけれど、これは何の略? 

David: IPOは新規株式公開。初めて会社の株式を一般に販売することだよ。

Kathy: 会社が資金をもっと調達する方法として、一般の人たちに会社の株式を売るのよ。

David: そうすれば、非公開だった株流動性が生まれるからね。

Mass:  株主は、持ち株をいつで売れるわけだ。

David: その通りだ。君の株も上がったね(笑)!


その英語訳をみてみよう。


Masa: I just heard the word "IPO" in News. What does "IPO" mean?

David: IPO stands for Initial Public Offering. It's when a company offers its stock for sale to the general public for the first time.

Kathy:One way to raise money is to sell stock in your company to the public.

David:By doing that and becoming a public company, the privately held stock becomes liquid.

Masa: Then, the shareholders will have a place to sell their stock anytime.

David: That’s right! Your stock has risen too!


 日本語と英語の太字&下線の部分を照らし合わせ表現を覚えてみよう。ちなみに、日本語の「株が上がった」は、英語でも同じような意味で使える。

 上記のように、投資に関する英語は単語さえ覚えてしまえば使い勝手がよく、英語でもスムーズに投資が出来るようになれば世界がさらに広がるだろう。来年はみなさんにとっても、さらに良い年になりますように。

和製英語には要注意! 

https://bizseeds.net/articles/517

 ついに今年、念願だった日本の旅を実現することが出来たのだが、今回は東京から西半分にフォーカスし、九州まで巡ってみた。この数年、インバウンド・ツーリズムが盛んなことは聞いていたが、日本はたくさんの外国人ツーリストで賑わっていた。

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この記事の寄稿者

ローレンス・クリエイティブCEOとして、投資・ビジネスに特化した英語学校「ローレンス・インスティテュート」を運営。米ワシントン州のグリーンリバーカレッジで大学進学集中ESL科での教員経験から、日本人の英語指導には定評がある。ハワイ大学演劇科修士課程・博士課程修了後、1990年代には日本国立能楽堂内の国際演劇協会の職員として能楽の研究、学会誌の編集に携った経歴をも。The Japan Time、東洋経済オンラインニュース英語版『Tokyo Business Today』など寄稿多数。学校運営、投資家を続けながら、妻と世界中の図書館巡りを楽しんでいる。
著書:『ペンタゴン式 諜報員の英会話習得術』(講談社)

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