野菜は近所で調達! ローカル・フード・ムーブメント

野菜は近所で調達! ローカル・フード・ムーブメント

「サステイナブル(持続可能)」は、今日のアメリカの農業を語る上での、ひとつのキーワードだ。サステイナブルな農業にもいろいろな方法があるが、身近でそれを実現させている注目のサイトを紹介しよう。


農業におけるサステイナブルとは?

 サステイナブルは日本語で「持続可能」と訳されることが多いが、そのまま直訳して「持続可能な農業」と言われても、具体的にそれがどんなことなのか、ピンと来ないかもしれない。

 私たちの生活は、利益追求を優先した経済活動を中心に成り立ってきた。人々は豊かさを求めるあまり、何事においても過剰生産を「よし」としてしまい、そのため農業においても、大量廃棄がセットになり得る大量生産がまかり通ってきた。

 また、農地を作るために森林を伐採したり 、農地で使用される農薬によって土壌や水質の汚染が引き起こされることもある。大量生産とは地球資源の大量消費でもあるわけだが、大量生産を優先する流れの中で、農業と環境との関係を真剣に考えることは、あまり重要視されてこなかった。

 しかし、そのような消費活動のスタイルは、次第に時代遅れになりつつある。アメリカで最近注目されているサステイナブルな農業では、地球環境に配慮し、「必要な分だけを大切に育てる」ことが重要視されている。そして、それをするためには、環境との調和を実現する社会構造が必要になるという点に注力する人たちも増えてきている。例えば、生産地から農作物が自分の自宅に届くまで、「何キロの走行距離が必要か」と考えながら野菜を食べたことがある人は、どのくらいいるだろう? 真のサステイナブルには、こうした細かな流通の仕組みなどにも目を配っていくことが必要なのだ。

小さな生産者と消費者を正しくつなぐ

 そんな中、地産地消を手助けする仕組みを提供するコミュニティー・サイト「Vinder」が注目されている。オンライン上で登録すれば、自宅の周辺の農産物生産者を探すことができたり、自分の庭や畑で生産した野菜を販売することなどが出来るという、とてもシンプルな仕組みだ。「Vinder」を取り上げた過去のニュース番組はこちら。

 日本よりも国土の広いアメリカでは、自宅で家庭菜園を作っている人も少なくない。家族だけでは食べきれないほど野菜が収穫できた際なども、このサイトを使えば近所の誰かに分けることができる。家庭菜園がない人でも採れたての新鮮な野菜を近所で気軽に購入できることに加え、「野菜の購入」がきっかけになって、人と人との繋がりを生む点もサイトの魅力のひとつだ。

 ソーシャルメディアやコミュニティー・サイトは多々あるが、「野菜」をコミュニケーションの媒介にしたサイトは、まだ少ない。サイト運営者自らが「Viderはビジネスではなく、ムーブメント」だと語るように、こうした「つながり」があってこそ、社会的な動きのひとつとして、サステイナブルな農業の具現化も自然な形で広がっていくのかも知れない。

Vinder ホームページ:https://www.veggievinder.com/

アメリカの農場地帯で働く不法滞在の農夫たち、昨年の倍以上が逮捕

https://bizseeds.net/articles/241

 「犯罪を犯した不法移民を取り締まる」を公約のひとつに掲げたトランプ大統領が就任して半年以上が経ち、不法移民の拘留、強制送還が劇的に増えている。

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