1月第4週ニュース・ピックス! 世界滅亡時計から、黄金の便器まで

1月第4週ニュース・ピックス! 世界滅亡時計から、黄金の便器まで

米大手メディアが拾わないような現地ニュースも含め、アメリカ人たちが「これは見逃せない!」と思ったニュースをピックアップ! 先週は、黄金の便器、洗剤を食べる人増加など冗談のようなニュースに注目が集まった。


注目ニュース 編集部の「ざっくり」

 今回の5つのニュース・ピックスで注目したいのは、日本でも大きく取り上げられた「世界終末時計が30秒時計の針を進め、残り時間が2分になった」というニュース。時計の針が進んだ理由には北朝鮮の核開発問題や、地球温暖化による気候変動といった要因があげられているが、アメリカでは昨年末、「2020年から2030年にかけて太陽の活動が60%低下するために、小氷河期が地球を襲う」というニュースが話題になったばかり。その影響もあり、アメリカでは「滅亡までの時間が短くなった理由は地球温暖化ではなく、氷河期に入るため」という声もあがっている。これは2015年、イギリスのノーザンブリア大学教授バレンティナ・ザーコヴァ氏が英国立天文学会で発表した説で直近の話題ではないが、地球温暖化に懐疑的なトランプ大統領の影響もあってか、たびたび話題に上がるようになった。奇しくも先週、日本は大雪に見舞われ、寒さに震えた人も多かっただろう。地球が滅亡に近づいた理由は、温暖化が理由か、氷河期が理由か――いずれにしても、滅亡など実現しないようにと願うばかりだ。

 もうひとつアメリカをにぎわしたニュースは、トランプ大統領と便器の話題。大統領の居住スペースに飾るため、グッゲンハイム美術館にゴッホの作品の貸し出しを依頼したホワイトハウスが、美術館から「18金のトイレなら貸し出せます」と代案を提案されたのだ。最近アフリカ諸国やハイチを「肥だめ」呼ばわりして批判を浴びた大統領。そこに引っ掛けた同美術館の対応に、トランプ不支持者たちは「身から出た錆」と言っている。ちなみにこのトイレ(美術品)の名称が「アメリカ」というのにも因縁がありそうだ。これら2つのニュースを含む1月4週目の注目ニュースはこちら。

世界滅亡時計、残り時間2分に!

 核戦争の脅威を警告するために、アメリカの科学史『 The Bulletin of Atomic Scientists 』が1947年に作った「世界終末時計」が、30秒時計の針を進め、残り2分となった。針が進んだ理由は、北朝鮮やインド、パキスタン、イランの核開発問題、アメリカ・ロシア間の緊張などの理由があげられている。また、同様に地球温暖化も問題の要因とされた。同誌はトランプ大統領が北朝鮮との緊張を高めていることにも言及。ツイッターでの挑発的な発言は「控えるべきだ」と明言した。

引用元:The Doomsday Clock Just Moved Closer to Midnight. Here's What You Need to Know

ロシアの選挙干渉、フェイスブックはひたすら謝罪

 2016年の米大統領選挙におけるロシアによる干渉にフェイスブックを利用した件で批判を受けた 同社は、これまで何度も「認識するのが遅すぎた」ことを認める発言をしている。この問題に関連し、同社プロダクト・マネージャー、チャクラバーティ氏は、「ソーシャル・メディアが民主主義を腐敗させるようなツールになり得ることは認めるが、それらを完全に防ぐ保証は出来ない」と言及した。フェイク・ニュースや誤解を招く投稿を阻止すべく、同社では最近10,000人以上の監視要員を採用している。

引用元:Facebook: we were too slow to recognize our 'corrosive' effect on democracy

トランプ大統領には、ゴッホよりも黄金のトイレがお似合い?

 ニューヨークのグッゲンハイム美術館に対して、ホワイトハウスがトランプ大統領の居住スペースに飾るため、ゴッホ作品の貸し出しを依頼した。それに対して美術館側は、「ゴッホ作品は貸し出せないが、18金で出来た便器であれば貸し出せる」と回答。この18金の便器は、「アメリカ」と題された現代美術家・カラテン氏の作品であり、同美術館では一時、同作品をトイレに展示していたこともある。ちなみにアメリカでは、大統領のために美術館が作品を貸し出すことは珍しいことではない。

引用元: Guggenheim Museum offered Trump a golden toilet after he requested a Van Gogh for the White House

アップル、着々と自動走行車プロジェクトを拡大中

 自動走行車プロジェクトを進めているアップル社が、着々とその実験規模を拡大している。試験走行のためにカリフォルニアの運輸局に登録された車は、昨年はわずか3台だったが、このほどその登録数が27台になったことが明らかになった。登録されている車の車種は、いずれもLexus RX450h SUV。テストに必要な市販のセンサー類を追加するのが比較的容易であることが同車種採用の理由だという。アップルが自動運転関連で取り組んでいるのは主にソフトウェアと機械学習。将来、同社が市販の車に付加するハードウェア販売を計画しているか否かは不明だが、恐らくその焦点は自動車そのものではなくシステムであると見られている。

引用元:Apple expands its fleet of self-driving cars in California

最悪の場合、死の危険も! 洗剤を食べるチャレンジに警鐘

 ジェルが入っているタブレット状の洗濯用洗剤を食べるチャレンジが、10代を中心に広まりを見せていることに対し、アメリカの毒物管理センター(AAPCC)が警告を発した。このチャレンジは「タイド・ポット」いうブランド名の洗剤を食べるというもの。意図的に洗剤を食べて搬送された患者報告数は、今年1月16日の時点で39人。それが1月22日には86件に倍増した。AAPCCは、YouTubeやAmazonなどのサイトから、チャレンジを煽るような有害コンテンツを削除する取り組みをしてきたが、あまり功を奏しているとはいえない。YouTubeは、これはガイドラインに違反しているとし、洗剤を食べる動画が発見された場合は、速やかに削除することを約束している。

引用元:Despite YouTube and Amazon’s efforts, record numbers of teens are still eating Tide Pods

訳が分からないアメリカの不法移民問題

https://bizseeds.net/articles/619

保守とリベラル派の対立が激化し、「分断された」と言われるアメリカだが、実際には中道派も多く存在する。二つの異なる思想の間で様々な思いを抱く中道派の視点で、グッドイヤー・ジュンコが「アメリカ」を語る。1,100万人以上とされるアメリカの不法移民。トランプ政権発足後、取り締まりが強化されているが……。

移民に関する記事 >

この記事の寄稿者

関連する投稿


【Red vs. Blue】トランプ大統領とイーロン・マスクは似ている?

【Red vs. Blue】トランプ大統領とイーロン・マスクは似ている?

米二大政党、共和党と民主党。保守派共和党の公式カラーは赤、リベラル派民主党は青。アメリカの分断は両者の意見が大きく異なるためだ。当連載ではアメリカで報道された新聞記事について各派のアメリカ人が見解を披露。今回は、『フォーブス』誌が掲載した、トランプ大統領とイーロン・マスクの類似点をあげた記事を読んだ両者の意見を聞く。


疲れたニューヨーカーを癒す、スーパー銭湯?

疲れたニューヨーカーを癒す、スーパー銭湯?

マンハッタンを望むニュージャージー州に昨年オープンした「SoJo Spa」。このスパでは、「韓国風の高級スパをイメージしたサービス」を売りにしているが、アジア式の風呂文化をアメリカ人に広めるのに、ひと役買っているという。


エリートだけが会員になれるデーティング・アプリは社会問題?

エリートだけが会員になれるデーティング・アプリは社会問題?

  アメリカでも結婚相手やパートナーとの出会いに繋がるオンライン・デーティング・サービスの需要は高く、各社は年齢層や地域を限定したり、人種や宗教で括ったり、真剣度の差などを売りにして競っている。そんな中、「会員になれるのは、男女ともエリートのみ」と厳しく限定したデーティング・アプリが注目されている。


これぞ、アメリカ版「トクホ」飲料? 価格と手軽さの両方で勝負

これぞ、アメリカ版「トクホ」飲料? 価格と手軽さの両方で勝負

血圧や血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、おなかの調子を整えたりするのに役立つといわれる「トクホ飲料」。少々値段が張っても、「トクホ」のお墨付きならばと手にする人も多いはず。では、「トクホ」がないアメリカでは、どんな商品が支持されているのだろう?


風呂好きが多い日本でも流行るか? アメリカの最新バスタブ

風呂好きが多い日本でも流行るか? アメリカの最新バスタブ

アメリカでは「湯船に肩まで浸かって毎日温まる」という人は、日本に比べると極端に少ない。たいていのアメリカ人は、毎日シャワーのみだ。しかし最近はアメリカでも湯船の効用が認識されはじめ、性能の良い「バスタブ」が開発されている。なかには、こんな優れた商品も登場している。






最新の投稿


電通イージス 、ファッション界の巨人LVMHの北米広告担当に

電通イージス 、ファッション界の巨人LVMHの北米広告担当に

世界的な高級ブランド・コングロマリットであるLVMH(モエ・ヘネシー・ルイヴィトン)社。同社が所有する全ブランドの北米における広告を、電通の海外企業である電通イージス・ネットワークが行うことが決定した。LVMHは 昨年だけで北米市場になんと3億8,600万ドル(約428億円)もの広告費を使っている。


成功への選択「夏の日の大雨」2018年8月17日~8月23日

成功への選択「夏の日の大雨」2018年8月17日~8月23日

ロサンゼルスを拠点に多くのセレブリティを顧客に持つ運命鑑定家、サラ・セイヤスが送る「成功への選択」。算命学、数秘術、占星術などをベースにしたオリジナル手法を用いて、あなたが切り開くべき幸運への扉のヒントを毎週アドバイスします。さて、あなたのビジネスを成功に導くのは、どちらの選択肢でしょうか?


テキサス人は、なぜオノ・ヨーコが嫌いなのか?

テキサス人は、なぜオノ・ヨーコが嫌いなのか?

テキサス州に暮らすイスラム教徒の著者が、米国内でも報道されにくい保守派の声をお届けするコラム、西森マリーの「トランプ支持がなぜ悪い? アメリカ保守派の考え方」。今回は、ビートルズの故ジョン・レノン氏の未亡人オノ・ヨーコ氏が、平和のために新作アルバムを発表するニュースを南部テキサス人はどう捉えているか、というレポートだ。


未だかつてない日本のビジネスに、アメリカ失笑

未だかつてない日本のビジネスに、アメリカ失笑

ここ数週間、アメリカで笑いが伴う話題に上るようになった日本企業、ワキノ広告社。BizSeeds編集部はアメリカにあるため、この会社が日本でどれほどの知名度があるのか分からないが、ワキノ広告社が販売する驚きの広告スペースに、アメリカ人が失笑中だ。


赤ちゃんがすぐ泣き止む画期的なロボティックス・ベッド

赤ちゃんがすぐ泣き止む画期的なロボティックス・ベッド

2002年に育児書でベストセラー本とDVDを出版した小児科医が、多額の投資を受けてハイテックなロボティックス・ベビー・ベッドを開発した。育児における親の「消耗」が最大のストレスに繋がると警告する同医師が、親たちのストレスを軽減するために開発した画期的なベッドを紹介しよう。


アクセスランキング


>>総合人気ランキング