日本の逸品、アメリカ人が査定①「ふくらむえのぐ」

日本の逸品、アメリカ人が査定①「ふくらむえのぐ」

「日本の逸品をアメリカ人に手渡したら、どんな反応をするだろう?」。それを見てみたいという好奇心にお応えする企画第一弾は、「ふくらむえのぐ」。 アメリカでは売られていない文具を手にした子供たちの反応は?


もこもこ膨らむ不思議なえのぐ

 日本の文具は高品質なだけでなく、便利で使いやすく、ちょっとユニークなので、アメリカでも人気が高い。そこでBizSeeds編集部が、アメリカでは全く見かけない「ふくらむえのぐ」を日本から勝手に調達し、ためしにアメリカ人の子供たちに、これを使って遊んでもらった。

 この商品は株式会社マービーが販売しているもの。布や木、紙などに描けて、ドライヤーやアイロンで熱を加えるとモコモコふくらむという、不思議なインクだ。描いた時は透明だが、ふくらませると不透明になる。「えのぐ」と言っても使い方はペンと同じで、筆は必要ない。6色1セットで値段は1セット1,500円(税別)だ。

 実際にアメリカ人の子供たちが見せた反応をまとめた映像はこちら。

面白いけれど難点も

 この企画に参加してくれた子供たちに、まずは、すでに完成した「ふくらんでいる絵」を見せたところ、それだけで大はしゃぎ。実際に文具を使ってもらうと、子供らしい素直なコメントがさく裂した。それぞれの感想は以下の通り。

アン:
「髪の毛にインク塗って、ドライヤーで乾かして、髪をもこもこにしたら、ママは怒るかな? 内緒でやってみていい?(編集部員は当然NO!と叫んで行動を阻止)」

セイラ:
「描いた色のまま、どうしてふくらまないの? もこもこした後の色より、前の色のほうがいいのに」

サンディ:
「すごい楽しい、すごい面白い、全色欲しい!でもこのペン、なかなかチューブからインクが出てこないよ!」

ロンダ:
「あーーー、ドライヤーで温めるのが飽きちゃった。5秒でふくらんでくれればいいのに」

総評

 熱を加えると、もこもこふくらむという発想に、アメリカの子供たちは大興奮。しかし、ペンの構造上、子供たちの力ではなかなかインクがチューブから出ないという難点も。また、ふくらむまでに時間が数分かかるので、子供は飽きてしまいがちに(取材時も大人がもこもこ作業を手伝った)。ペンを渡した途端、ひとりは髪の毛に、ひとりは爪に「えのぐ」を塗ろうとした。アメリカは訴訟社会なので、こちらで販売する場合には、念のため「髪の毛や爪、肌に付けてふくらまさないように」と注意書きを入れるべきだろう。ちなみに参加した子供たちは全員このペンを欲しがり、「全色、買いたい」と言いながら喜んでおみやげに持って帰った。

面白さ    ★★★★★
使いやすさ  ★★
感動度    ★★★★
危険度    ★★★★
購入したい度 ★★★★★

最新! アメリカでの日本マンガ&ゲーム事情

https://bizseeds.net/articles/401

 「日本のマンガやゲームは、世界での市民権を得ている」と言われるようになったが、アメリカでも日本のマンガとゲームは市場に浸透し、その地位は着実に確立されつつある。ロサンゼルスの「Anime Expo」にはじまり、ワシントンD.C.の「アニメUSA」、ニューヨークの「Anime NYC」など、各州に必ずひとつはあるといわれる大型イベントを筆頭に、ゲームやマンガ絡みのコンベンション(俗にいうコミケ)は小さな規模も含めれば全米に500近くあるとも言われる。

「日本文化」に関する記事

この記事の寄稿者

関連する投稿


「えっ、そうなの?」 日本とは全く視点の異なるアメリカでの家探し(3)

「えっ、そうなの?」 日本とは全く視点の異なるアメリカでの家探し(3)

NYやLAなどの沿岸都市部に比べると、圧倒的に知られていないアメリカ南部。その文化、習慣、宗教観などをケンタッキー州よりジョーンズ千穂が紹介するコラム『アメリカ南部のライフスタイル』。「アメリカでの家探し」の第3回目、今回は新築の家を購入する際に気をつけたいことを説明しよう。


これからは「ペットが飼主に電話する」?

これからは「ペットが飼主に電話する」?

自宅にカメラを設置し、外出先からスマホでペットの様子を確認できるアプリ類はもう一般的。そこで今度は、外出中の飼主にペットからコンタクトすることが可能なガジェットが登場し、話題になっている。


1月第4週ニュース・ピックス! 世界滅亡時計から、黄金の便器まで

1月第4週ニュース・ピックス! 世界滅亡時計から、黄金の便器まで

米大手メディアが拾わないような現地ニュースも含め、アメリカ人たちが「これは見逃せない!」と思ったニュースをピックアップ! 先週は、黄金の便器、洗剤を食べる人増加など冗談のようなニュースに注目が集まった。


バッファロー・ウイングを食べるときには

バッファロー・ウイングを食べるときには

自然を愛し、趣味はハイキングと食べることという著者・デイビッド・アンドリューズが、「ごく普通」のアメリカ人代表として綴る『You Are What You Eat~食は人なり~』。アメリカで「ビールに合うつまみ」といえば、ソースに絡めたバッファロー・ウイング。手がベタベタになることが玉に瑕だが……?


野菜は近所で調達! ローカル・フード・ムーブメント

野菜は近所で調達! ローカル・フード・ムーブメント

「サステイナブル(持続可能)」は、今日のアメリカの農業を語る上での、ひとつのキーワードだ。サステイナブルな農業にもいろいろな方法があるが、身近でそれを実現させている注目のサイトを紹介しよう。






最新の投稿


米大統領選ガイド(10)「トランプは勝てるのか?」

米大統領選ガイド(10)「トランプは勝てるのか?」

2020年11月3日に実施される米大統領選挙。トランプ現大統領率いる共和党とリベラルな民主党が政権奪回を争う選挙戦は、その後の世界情勢にも大きく影響するが、米大統領選のルールはかなり複雑だ。そこで、米大統領選を2000年から取材しているジャーナリスト・西森マリーによる、どこよりも分かりやすい解説をお届けしよう。


BizSeeds編集部スタッフがお届け!『ロックダウン・アメリカ』スタート

BizSeeds編集部スタッフがお届け!『ロックダウン・アメリカ』スタート

新型コロナウイルス、死者・感染者ともに拡大を見せているアメリカ。ロックダウンが始まって1ケ月今日、アメリカのフツーの人は、どうやってロックダウン生活を過ごしているのか? 


新型コロナウイルスでトランプ叩きをする米大手メディア

新型コロナウイルスでトランプ叩きをする米大手メディア

米テキサス州に暮らすイスラム教徒の著者が、米国内でも報道されにくい保守派の声をお届けする、西森マリーの「トランプ支持がなぜ悪い? アメリカ保守派の考え方」。今回はトランプ大統領を嫌っている米大手メディアと民主党によるトランプ・バッシングが、度を超えているという著者の意見を例を挙げて紹介しよう。


コロナウイルスにどう立ち向かう? 12星座「ハリウッド開運術」特別編

コロナウイルスにどう立ち向かう? 12星座「ハリウッド開運術」特別編

ロサンゼルスを拠点に多くのセレブリティを顧客に持つ運命鑑定家、サラ・セイヤスが、お届けする開運指南。今月は新型コロナウイルスが猛威を振るう世の中における、今後の動向を星の配置や数秘の観点からお伝えしていきます。


トイレットペーパーを買い溜めても、コロナが招いた問題は解決しない

トイレットペーパーを買い溜めても、コロナが招いた問題は解決しない

圧倒的にリベラル派が多く住む米西海岸から、トランプ大統領と共和党の政策に真っ向から反対する日系アメリカ人ジャーナリスト、マイク佐藤がお届けする「トランプを支持しない人たちの声」。今回は、新型コロナウィルス感染防止で自宅に篭るべく、個々が食料品や雑貨の買い溜めをして備えているが、「忘れられている備え」があることについて。


アクセスランキング


>>総合人気ランキング