毎日1秒を記録することで生まれるポジティブネス

毎日1秒を記録することで生まれるポジティブネス

ニューヨークにある名門コロンビア大学バーナードカレッジの学生、光田有希が、アメリカの大学生たちに人気のアプリやサービス、学生のトレンドなどの情報をお届けする。今回紹介するのは多くの学生たちが使っているアプリ「1 Second Everyday」だ。


毎日たったの1秒だけ

 最近、アメリカの若者の間で流行っている 「1 Second Everyday(毎日一秒)」というアプリをご存知だろうか。簡単に説明すると、このアプリは毎日1秒間の動画を撮り、1年後には365秒の動画を作ることのできるカメラ・編集アプリだ。

 使い方は簡単で、アプリを立ち上げて、その日の出来事、例えば会った人や行った場所などを1秒間撮るだけだ。私の友人たちも、どこかのレストランへ行ったり、イベントに参加すると携帯を取り出して、1秒間の動画を撮影している。ある友人がフェイスブックに載せた昨年1年間分の動画には、彼女ならではの楽しそうなアクティビティーの数々に音楽もついて編集されていた。

将来に残したいハッピーな瞬間を紡ごう

 なんでも記録して、それをシェアーすることが当たり前になっている現代の若者には、ぴったりのアプリだが、このアプリにはクリエイターの熱い想いが込められている。ペルー出身のプロデューサー、クリヤマ・セザー氏によると、このアプリは彼が1年間の休職中に行ったプロジェクトがきっかけで生まれたそうだ。

 最初は、旅行中に毎日何をしたのかを覚えていたいというだけの目的で始めた1秒動画だったが、毎日1秒間だけでも思い出になるようなことを探して撮影していくうちに、自分がよりポジティブで、ハッピーな選択をしていたことに気付いたそうだ。これをきっかけに、クリヤマ氏はぜひ世界中の人に毎日1秒間の動画を撮るというシンプルな習慣を通して、1日の大切さや、人生の美しさについて感じて欲しいと願って、アプリを開発。それが多くの人々に支持された。

 ストレスの溜まる毎日を送りがちな現代人も、このようなアプリを通して、1日最低1回は何か「将来に残したいと思うようなハッピーなこと」をしてみると良いかもしれない。

「アメリカの学生」に関する記事

この記事の寄稿者

1997年生まれ、19歳。東京都出身。青山学院初等部・中等部を卒業後、米国バージニア州の女子校、St. Margaret’s Schoolに2年通う。2015年にコネチカット州のWestminster Schoolに転校。2017年9月からはニューヨークにあるコロンビア大学・バーナードカレッジに入学予定。小さい頃からバレエとピアノを習い、今でもダンスや音楽に関わる活動を積極的に行っている。2014年には中高生による英語のパブリック・スピーキングのイベントを主催。大学では国際関係と教育を専攻し、国際貢献の分野を志している。

関連するキーワード


アプリ 新ビジネス 学生

関連する投稿


エリートだけが会員になれるデーティング・アプリは社会問題?

エリートだけが会員になれるデーティング・アプリは社会問題?

  アメリカでも結婚相手やパートナーとの出会いに繋がるオンライン・デーティング・サービスの需要は高く、各社は年齢層や地域を限定したり、人種や宗教で括ったり、真剣度の差などを売りにして競っている。そんな中、「会員になれるのは、男女ともエリートのみ」と厳しく限定したデーティング・アプリが注目されている。


割り勘も立て替えもアプリ「Venmo」でらくらく!

割り勘も立て替えもアプリ「Venmo」でらくらく!

ニューヨークにある名門コロンビア大学バーナードカレッジの学生、光田有希が、アメリカの大学生たちに人気のアプリやサービス、学生のトレンドなどの情報をお届け。今回紹介するのは、友人たちとの食事で割り勘にするときや、誰かの分を立て替えてあげるときに助かるアプリ、「Venmo 」。


アメリカのティーンたちはファッションよりも外食費

アメリカのティーンたちはファッションよりも外食費

ミレニアルズの後の世代は「iジェネレーション」や「ジェネレーションZ」と呼ばれる、生まれた頃からスマートフォンと触れ合っている世代。なかでも2000年以降に生まれたアメリカのティーンたちは、ファッションよりも外食費に小遣いを遣うと言われているが、その傾向は今年も継続。それが投資にも影響するというが……


サマーキャンプで未来を創造するリーダー育成

サマーキャンプで未来を創造するリーダー育成

夏休みが長いアメリカでは、子供を「サマーキャンプ」に送るのが通常だ。キャンプといっても、テントで寝泊まりするのではなく、科学や美術、スポーツなど様々なスキルを学ぶためのもの。なかでも昨今の人気は……?


アメリカで人気の消えない眉毛、「マイクロブレーディング」とは?

アメリカで人気の消えない眉毛、「マイクロブレーディング」とは?

ふさふさで美しく整ったアメリカ人のあの眉毛、実は「マイクロブレーディング」のお陰かも知れない。これまでとは一線を画す新技術が、本物と見間違うほどの眉毛を作り出すと話題だ。






最新の投稿


「投票せよ!」米中間選挙前に沈黙を破ったオバマ前大統領

「投票せよ!」米中間選挙前に沈黙を破ったオバマ前大統領

圧倒的にリベラル派が多く住むカルフォルニア州。同州在住で、トランプ大統領に投票しなかったアメリカ人のひとりである著者が語る、今のアメリカのリアル。今回は政権交代後、公式発言を控えてきたオバマ前大統領が久々に披露した演説について。前大統領の演説から今のアメリカに必要なことや、再生に向けて著者が感じたこととは……。


成功への選択「サイドディッシュの注文」2018年9月21日~9月27日

成功への選択「サイドディッシュの注文」2018年9月21日~9月27日

ロサンゼルスを拠点に多くのセレブリティを顧客に持つ運命鑑定家、サラ・セイヤスが送る「成功への選択」。算命学、数秘術、占星術などをベースにしたオリジナル手法を用いて、あなたが切り開くべき幸運への扉のヒントを毎週アドバイスします。さて、あなたのビジネスを成功に導くのは、どちらの選択肢でしょうか?


ZOZOTOWNの前澤社長、月旅行決定! アメリカ現地の反応は?

ZOZOTOWNの前澤社長、月旅行決定! アメリカ現地の反応は?

ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイ社の前澤友作社長が、イーロン・マスク氏が率いる宇宙ベンチャー企業「スペースX」が2023年に計画している月旅行の最初の顧客として契約した。このニュースはアメリカでも大きく取り上げられているが、米国民の反応は?


「世界で最もパワフルなフェイシャル」の効果とは?

「世界で最もパワフルなフェイシャル」の効果とは?

ニキビや吹き出物、赤みなどの肌のトラブルは、性別も国籍も超えた悩みのひとつ。肌をきれいにする商品は数多くあるが、米アマゾン・ドットコムで使用者のレビュー数が1万8千件を超えたほど話題のクレンジング商品がある。その効果とは、いかに?


アマゾンCEOベゾス氏、20億ドルの慈善ファンドを立ち上げ

アマゾンCEOベゾス氏、20億ドルの慈善ファンドを立ち上げ

米アマゾンドットコムの創業者でCEOのジェフ・ベゾス氏が14日、20億ドル(約2,240億円)の慈善ファンド「Bezos Day One Fund」を立ち上げたことを公式ツイッターで発表した。このファンドは、ホームレス支援と幼児教育にフォーカスするもので、今年3月のForbes誌の長者番付の1位になったベゾス氏がこれまで行った寄付の中で最大のものとなる。


アクセスランキング


>>総合人気ランキング