食品廃棄物を自然に返そう!

食品廃棄物を自然に返そう!

オーガニック栽培や遺伝子組み換えがない安全な野菜を求める意識の高いアメリカ人の中には、自宅の庭に菜園を作って野菜を育てる人も多い。そんな家庭菜園家たちを虜にしている画期的な新商品が話題になっている。


アメリカの一般家庭の平均年間生ごみ量は180キロ

 アメリカにおける一般家庭の平均食品廃棄物は、年間180キロと言われている。アメリカ全土にある埋め立て地の20%はこれらの廃棄物で占められており、その廃棄物が「温室効果ガス」との異名を持つ、メタンガスを排出する原因となっている。ちなみに年間食品廃棄物の総量から計算すると、それらがアメリカにおけるメタンガス排出原因の20%というのだから驚きだ。

 飽食の時代が生んだ、こうした社会問題を解決する商品が次々と登場する中、自然環境に関心が高く、家庭菜園で野菜を育てている人にとっては「救世主のようだ」との呼び声高い新商品が注目されている。その話題の商品の映像はこちら。

昨年のCESイノベーション・アワードを受賞

 この商品は、自家用堆肥(たいひ)生成機「ZERA」。ミシガン州に拠点を構えるWhirlpool Corporation社が開発した、家庭で出る生ごみをたった24時間で堆肥に変えてしまうという優れものだ。堆肥は、生ごみなどの有機物を微生物や菌の作用により発酵させることによって作られるが、完全堆肥化して土に戻すという自然の循環サイクルには時間がかかるという問題があった。しかし、この画期的な商品を使えば、それにかかる時間はたった1日だ。

 使い方は極めて簡単。調理の際に出る生ごみや食べ残しなどを、キッチンに置いたスタイリッシュな機械の中に入れるだけで、24時間後には家庭菜園で使える堆肥が出来上がる。全米最大の家電見本市CESで紹介されて話題になり、昨年のCESイノベーション・アワードも受賞した。同社は、「環境問題は人類全体が取り組むべき課題。家庭で出来る小さな取り組みから、この大きな課題への解決に少しでも繋げたい。この商品はその手助けをする最良のものだ」と話している。値段は1,199ドル(約12万円)。

ZERA HP:
https://wlabsinnovations.com/pages/zera

常識を覆すアロマセラピーが脳を覚醒させる?!

https://bizseeds.net/articles/675

アロマセラピーというと、効能別の精油を用いたマッサージや、ディフューザーを使ってアロマの香りで部屋を満たし、リラックスする、というイメージがあるが、そんなの常識を覆す商品が登場し、話題になっている

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