3分で学ぶアメリカ二大政党② 「民主党/Democrat(リベラル)」

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アメリカ二大政党のひとつ、民主党。前大統領バラク・オバマ氏は民主党だった。日本人に馴染みが深いのは「リベラルなアメリカ」だと言われているが、どういう点においてそう言われるのだろうか?


思想傾向と支持層:

 税金を財源とする政府介入のもとで、貧困、自然環境、人権、福祉など、あらゆる社会の問題を克服するための政策を重んじるのが、アメリカの民主党だ。性や宗教の多様性などにも寛大で、人工中絶の自由や死刑廃止をはじめ、不法移民に対しても人権という視点において寛容性があるほか、グローバルな経済活動にも積極的という点で「近代自由主義」と呼ばれることもある。共和党が「小さな政府」を重んじるのとは対照的に、民主党は「大きな政府」を重んじる。支持層は西海岸、東海岸の沿岸都市部に集中する傾向があり、高学歴でアカデミックな層や、マイノリティー人種からの支持が高い。

豆知識:

 アメリカではテレビ、新聞などの大手メディアや映画製作会社などのほとんどが、リベラルの支持率が高い。大統領就任後にドナルド・トランプ氏を批判したハリウッド・セレブリティが多かったのは記憶に新しいだろう。外信される情報の主軸がリベラル主義なので、日本人が日本から見るアメリカは必然的にリベラルなアメリカが投影される傾向が強い。また、グーグル社、フェイスブック社、アマゾン・ドットコム社、マイクロソフト社など時代の最先端を走るグローバル企業のリベラル思考も、対外的アメリカのイメージ構成に強く影響している。

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