Apple、カンヌライオンズで既に2部門でグランプリ その映像とは?

Apple、カンヌライオンズで既に2部門でグランプリ その映像とは?

世界最大規模の広告関連の祭典、「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル2018」。 今月24日まで開催中だが、米Appleが、すでに「Music部門」と「Brand Experience & Activation部門」の2部門でグランプリを受賞し、注目を浴びている。


スパイク・ジョーンズ監督のApple HomePodの広告はまるでPV

 広告業界の世界的なフェスティバルである恒例の「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」。今年は6月24日まで開催中だが、日々順に各カテゴリーのグランプリが発表される中、米Appleがすでに2部門でグランプリを受賞して話題になっている。

 グランプリのひとつ目は、ミュージック部門にノミネートされていたHomePodの広告「Welcome Home」。スパイク・ジョーンズが監督し、FKAツイッグスをフィーチャーした、まるでミュージック・ビデオのようなエンターテイメントな映像で、理屈ではなく感覚に訴えるような作りだ。制作はTBWA/Media Arts Labで、広告の主役であるHomePodが4分の映像内で一度しか話さないにもかかわらず、「HomePodが生活を変える」というメッセージを明確に打ち出していることが評価されたと報道されている。そのHomePod「Welcome Home」の広告はこちら。

コミュニティーとの共存と教育 今どきのビジネス姿勢を体現

 もうひとつ、Appleがグランプリを受賞したエリアは「ブランド・エクスペリエンス&アクティベーション(Brand Experience & Activation)」という新カテゴリーだ。ここでは地域コミュニティーにブランド(企業)が具体的にどう貢献しているかなどが評価されるが、Appleが店舗で展開しているプログラムToday at Apple」が受賞した。その映像はこちら。

 同社が小売店の店内で「Today at Apple」を始めたのは2016年。最初はサンフランシスコの中心地の店舗で、それまであった「アップル・ワークショップ」に代わって、ライブミュージックやライブアートを通して、さらにコミュニティーと繋がるプログラムを提供することを開始した。現在はライブ演奏などのほかにも写真の撮り方を教えたり、スケッチ・ウォークなど様々なプログラムを各店舗で展開している。同社は「Today at Apple」を「小売店舗内のソフトウェア」として次世代へ繋がるクリエイティブな店舗体験を顧客へ提供することで、デザインに優れた良い商品を提供するだけにとどまらないブランド展開をしていきたいと話している。

 今年のカンヌライオンズの結果からも、これからは「次世代を意識したブランド展開」をすることが、メインストリームになっていきそうだ。

トヨタのインスタ広告が秀逸とアメリカの広告業界で話題に

https://bizseeds.net/articles/658

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