これぞ、アメリカ版「トクホ」飲料? 価格と手軽さの両方で勝負

これぞ、アメリカ版「トクホ」飲料? 価格と手軽さの両方で勝負

血圧や血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、おなかの調子を整えたりするのに役立つといわれる「トクホ飲料」。少々値段が張っても、「トクホ」のお墨付きならばと手にする人も多いはず。では、「トクホ」がないアメリカでは、どんな商品が支持されているのだろう?


アメリカ版「トクホ」の実態とは

 「食生活において特定の保健の目的で摂取をする者に対し、その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をする食品」と定義づけされている特定保健用食品、通称「トクホ」。日本の消費者庁が認可する「トクホ」マークがついたトクホ食品は、少々値が張っても、つい手がでてしまう人が多いだろう。なかでも血圧や血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、おなかの調子を整えたり、はたまた脂肪の吸収を抑えるなどの効能があるといわれる「トクホ飲料」は、手軽という意味でも人気が高い。

 なかでも人気なのはダイエット商材だ。「脂肪の吸収を抑える」という日本のトクホ飲料の多くには、難消化デキストリンという成分が含まれている。難消化デキストリンは簡単にいえば水溶性の食物繊維だが、アメリカでもこの成分が入った商品数は多く、全米展開するドラッグストアーやウォールマートなどの大手スーパーマーケットの商品棚には、同成分入りの商品がたくさん並んでいる。

どんな飲み物も「トクホ飲料」に早変わり

 難消化デキストリンを含む商品のなかでも、小売店はもとより倉庫型量販店Costco(コストコ)でも取扱いを開始した大人気商品が、難消化デキストリンをパウダーにした「Benefiber」だ。 小売店によって多少値段は異なるが、パウダータイプ(約500グラム)は20ドル前後(2,000円前後)で、500グラム入りだと、なんと約125回分(125杯)。パウダーには味がないため、どんな飲み物に入れても味が変わらない。

 持ち運び用のスティック・タイプや、水で割りやすいフレーバー付きタイプ、体重のコントロール用のシリーズなど、バリエーションも豊か。100%ナチュラルであることが売りで、食物繊維でも腹痛が起こることが少なく自然に作用するというのも人気の理由だという。

 前述の通り、アメリカには「トクホ」はない。しかし消費者庁のような役目をする機関は各州にあり、国規模で食品・薬品などの安全性や内容を認証は、アメリカ食品医薬品局(FDA / Food and Drug Administration)という機関が行っている。サプリメントやダイエット食品、健康食品等のパッケージにこのFDAの承認マークがついていると「FDAで検査されたものだから安全」と判断され、なかには「FDA承認だから絶対に効くはず」だと認識する消費者も多い。先の「Benefiber」も、グルテン含有量などについてFDA規定が商品づくりに採用されている。

 アメリカでもダイエット食品は値段が高めなため、同商品の手頃な価格と、好きな飲み物に加えるだけで効用を得られるという手軽さの両方が、人気に拍車をかけているようだ。

英語が母国語の人にとって最も難解な言語は日本語!

https://bizseeds.net/articles/610

アメリカの外交官などを対象にした外国語教育機関、Foreign Service Institute(FSI)の調べによると、英語が母国語の人にとって、日本語は最も難解な言語であるということが判明した。その理由とは?

アメリカの「健康」に関する記事

この記事の寄稿者

関連する投稿


CES2020で最も笑いをとった新商品 「猫好きなあなたへ」

CES2020で最も笑いをとった新商品 「猫好きなあなたへ」

毎年1月、米ラスベガスで開催される電子機器業界最大の見本市、CES。今年も約4,500社が最先端の技術を駆使した新製品を紹介した。そんな中、「もっともバカげた商品」との呼び声が高かった商品を紹介しよう。


植物性ミルクは、牛乳よりヘルシーなのか?

植物性ミルクは、牛乳よりヘルシーなのか?

アメリカではヘルシー志向や健康上の理由から乳製品を避ける人口が増え、今ではどのスーパーマーケットに行っても、植物から作られた牛乳の代用飲料がずらりと並んでいる。豆乳、ココナッツ・ミルク、アーモンド・ミルク、オーツ・ミルク、米ミルク……。植物性ミルクは、牛乳よりもヘルシーなのだろうか?


「牛肉を控えても健康上のメリットなし」? 調査結果に揺れるアメリカ

「牛肉を控えても健康上のメリットなし」? 調査結果に揺れるアメリカ

医学学術誌「アナルズ・オブ・インターナル・メディシン」が、「牛肉などの赤身肉を控えても健康上のメリットはない」という調査結果を公開し、菜食主義者や健康を気遣うヘルスコンシャスな人が日々増え続けているアメリカが揺れている。これまでの通説を覆すこの研究発表に対して、主要な国際機関からも反発がおきている。


アメリカで電子タバコ製品が買えなくなる? サンフランシスコで規制

アメリカで電子タバコ製品が買えなくなる? サンフランシスコで規制

日本でも需要が高まる電子タバコ。アメリカでは、電子タバコは若い世代、特にティーンエイジャーたちの間で圧倒的に支持されている。そんな中、未成年者をニコチン中毒から守るために、カリフォルニア州のサンフランシスコ市が先月、電子タバコの販売を禁止する法案を可決した。


待望のレディー・ガガ、オリジナル美容ブランドがアマゾンでデビュー

待望のレディー・ガガ、オリジナル美容ブランドがアマゾンでデビュー

世界的に有名な米女性歌手、レディー・ガガ。楽曲やパフォーマンスはもちろん、ファッショニスタとしても注目される彼女自身のプロデュースによる初のビューティー・ブランド「Haus Laboratories」がローンチする。しかも、アマゾン・ドットコム社の独占販売になるという。






最新の投稿


米大統領選ガイド(10)「トランプは勝てるのか?」

米大統領選ガイド(10)「トランプは勝てるのか?」

2020年11月3日に実施される米大統領選挙。トランプ現大統領率いる共和党とリベラルな民主党が政権奪回を争う選挙戦は、その後の世界情勢にも大きく影響するが、米大統領選のルールはかなり複雑だ。そこで、米大統領選を2000年から取材しているジャーナリスト・西森マリーによる、どこよりも分かりやすい解説をお届けしよう。


BizSeeds編集部スタッフがお届け!『ロックダウン・アメリカ』スタート

BizSeeds編集部スタッフがお届け!『ロックダウン・アメリカ』スタート

新型コロナウイルス、死者・感染者ともに拡大を見せているアメリカ。ロックダウンが始まって1ケ月今日、アメリカのフツーの人は、どうやってロックダウン生活を過ごしているのか? 


新型コロナウイルスでトランプ叩きをする米大手メディア

新型コロナウイルスでトランプ叩きをする米大手メディア

米テキサス州に暮らすイスラム教徒の著者が、米国内でも報道されにくい保守派の声をお届けする、西森マリーの「トランプ支持がなぜ悪い? アメリカ保守派の考え方」。今回はトランプ大統領を嫌っている米大手メディアと民主党によるトランプ・バッシングが、度を超えているという著者の意見を例を挙げて紹介しよう。


コロナウイルスにどう立ち向かう? 12星座「ハリウッド開運術」特別編

コロナウイルスにどう立ち向かう? 12星座「ハリウッド開運術」特別編

ロサンゼルスを拠点に多くのセレブリティを顧客に持つ運命鑑定家、サラ・セイヤスが、お届けする開運指南。今月は新型コロナウイルスが猛威を振るう世の中における、今後の動向を星の配置や数秘の観点からお伝えしていきます。


トイレットペーパーを買い溜めても、コロナが招いた問題は解決しない

トイレットペーパーを買い溜めても、コロナが招いた問題は解決しない

圧倒的にリベラル派が多く住む米西海岸から、トランプ大統領と共和党の政策に真っ向から反対する日系アメリカ人ジャーナリスト、マイク佐藤がお届けする「トランプを支持しない人たちの声」。今回は、新型コロナウィルス感染防止で自宅に篭るべく、個々が食料品や雑貨の買い溜めをして備えているが、「忘れられている備え」があることについて。


アクセスランキング


>>総合人気ランキング