俳優ウィル・スミスと本田圭祐が投資ファンドを設立

俳優ウィル・スミスと本田圭祐が投資ファンドを設立

 プロサッカー選手の本田圭祐氏が、ハリウッド俳優のウィル・スミス氏とベンチャー起業への投資を目的とした投資会社「ドリーマーズ・ファンド」を、米ロサンゼルスで4月に設立したことが明らかになった。アメリカで彼らが具体的にどのベンチャー起業に投資するのか、今後の動き方が注目されている。


米国で社会貢献をする起業を応援する「ドリーマーズ・ファンド」

 サッカーW杯では日本代表として活躍したサッカー選手の本田圭祐氏と、ハリウッド人気俳優のウィル・スミス氏が、1億米ドル(約113億円)規模の投資ファンド「The Dreamers Fund」(ドリーマーズ・ファンド)を4月に米ロサンゼルスで創設し、「アメリカの社会問題を解決しようとするスタートアップ企業」に投資をしていくことを明らかにした。野村ホールディングスもリミテッド・パートナーとして出資合意しているが、その金額は公開されていない。

 スミス氏は俳優として知られているが、以前から投資会社を経営し、米国内の貧困や暴力などの社会問題の根本的な原因に目を向け、解決策の提案を訴えてきた社会活動家でもある。「人のせいにするな、がんばれば何かできる」と語る、YouTubeで相当の再生回数を誇るスミス氏の自撮りスピーチに、彼が出演した映画のカットを入れて編集された映像はこちら。

アメリカの社会問題を助ける企業をサポートすることが日本に繋がる?

 そのスミス氏が、KSK Groupを通して投資をしていた本田氏と野村ホールディングスと組み、そこにアメリカで社会変革を起こしてきたテック企業への出資経験のある投資家の参加を募り、「アメリカのみ」に出資していくという取り組みだ。

 日本マネーが、他国であるアメリカの社会問題に取り組む企業のみに投資され、どんな利点があるのかという点に関して、野村ホールディングスは「ドリーマーズ・ファンドに出資することで、米国内で世の中に新しいことを打ち出そうとしているカッティング・エッジな起業家や企業を知ることができる」とコメントしている。米国の最新ビジネス動向などの情報がそこから得られるところに利益があると見ているようだ。

 国を超えた繋がりを通して、結果的に自国の利益に結びつけようという動きは、この投資会社に限らず、どんどん増えてきている。これまでの日本とアメリカのビジネスの結びつき方とは異なる、新しい方法や考え方による結びつきによって、若い世代が海外とビジネスをしやすくなってきた。この流れによって、これからも新しい協業ビジネスが次々に生まれるかもしれない。

参考記事:
http://news.abs-cbn.com/business/07/18/18/japanese-footballer-honda-starts-venture-fund-with-will-smith

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