電通イージス 、ファッション界の巨人LVMHの北米広告担当に

電通イージス 、ファッション界の巨人LVMHの北米広告担当に

世界的な高級ブランド・コングロマリットであるLVMH(モエ・ヘネシー・ルイヴィトン)社。同社が所有する全ブランドの北米における広告を、電通の海外企業である電通イージス・ネットワークが行うことが決定した。LVMHは 昨年だけで北米市場になんと3億8,600万ドル(約428億円)もの広告費を使っている。


ディオールを買収したLVMH社

 世界最大の高級ブランドのコングロマリット、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイヴィトン)社(本社フランス)。同社の北米広告担当企業を決めるプレゼンで、これまで9年間にわたり同社の北米市場の広告を担当してきた欧州大手広告代理店Havas Media社と、競合MDC PartnersのAssembly社を抑えて、日本の広告代理店・電通の海外企業である電通イージス・ネットワークが担当することが決まった。

 LVMHは、その社名であるLOUIS VUITTON(ルイヴィトン)、高級酒Moet(モエ)とHennessy(ヘネシー)に代表される高級ブランドに加え、昨年はファッションと化粧品ブランドの Dior(ディオール)を買収。現在傘下にはLOEWE(ロエベ)、CELINE(セリーヌ)、 FENDI(フェンディ)、 EMILIO PUCCI (エミリオ・プッチ)、GIVENCHY(ジバンシー)、 KENZO(ケンゾー)、MARC JACOBS(マーク・ジェイコブス)などのファッション・ブランドのほか、化粧品や香水のGUERLAIN(ゲラン) 、時計や宝石のFRED(フレッド)など錚々たるブランドが並んでいる。

LVMHだけで約428億円を超える莫大な北米の広告費

 そのLVMH社が北米市場における広告費は莫大で、2016年は約4億ドル(約444億円)、2017年には3億8,600万ドル(約428億3,300万円)の広告費が使われている。

 このプレゼンはファイナリスト3社に対して、LVMH社がそれぞれ3万ドル(約332万円)を支払ってパリへ呼び、プレゼンの最終準備をさせたことも「さすがヨーロッパ!」と、アメリカの広告業界で話題になっている。

参考記事:
French Luxury Giant LVMH Moves North American Media Business From Havas to Dentsu
https://www.adweek.com/agencies/french-luxury-giant-lvmh-moves-north-american-media-business-from-havas-to-dentsu/

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